台湾旅行出発前日

大好きなPUFFYが9月17日に台湾でライブをやると聞いて、僕はまだ台湾には行ったことがないけど行ってみたかったこともあり、ちょうど3連休でもあったので、台湾にライブを観にいくことにしていました。
 
チケット申し込みもネットで事前に済ませ、受け取りは現地のファミリーマートから発券することにしました。ちなみにチケットは購入時に座席も選べるシステムでした。これは日本にはないシステムで、東京ドームのアリーナも3階席もどちらもS席というのに比べればとてもいいシステムだと思いました。
 
飛行機は初めてのLCCのバニラエアにしました。成田空港発が8時50分と朝が早いのと、以前使っていた民間駐車場が名前が変わったか経営が変わったかで無くなってしまったようだったので、成田空港近くのホテルに前泊してそのままホテルの駐車場に車を駐めておくことにしました。
 
ところが、金曜日に家を出発しようとしたところ、折しも台湾に近づいていた台風16号の影響が懸念されるということでPUFFYの台湾ライブが中止になるというお知らせを目にしました。これには動揺して台湾旅行を中止しようかとも思いました。LCCはキャンセルができない場合もあるかもしれませんが、僕は今回は仕事の都合で行けなくなる可能性も考慮して、値段は少し高くなりますが、キャンセル可能な運賃で申し込んでいました。
 
しかしせっかく飛行機も台湾のホテルも予約していたことだし、自分から予約をキャンセルすると手数料を取られるけど、台風の影響で飛行機自体がキャンセルになったら手数料はかからないだろうし、と思い、とりあえず成田までは行くことにしました。
 
とても楽しみにしていた旅行でしたが、出鼻をくじかれたようでもやもやしながら成田空港近くのホテルにチェックインしました。

かんとりーどーろ

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カミスガフィルムクリエイトの長編映画を那珂市中央公民館で観てきました。
カミスガの映画はこれが5作品目です。これまでの作品も気にはなっていたのですが観るタイミングを逃してしまい、今回初めて観ました。今作品にしても上映会方式での上映なのでなかなかタイミングが合わず、最終日になってようやく都合がついたというわけです。
 
映画は、東京でメッセンジャーをやっている若者が、福島に行く途中に道に迷って茨城の西瓜連(すいかずら)村という架空の村に滞在して、町おこしを行おうとする、というストーリーです。出演しているのはほとんどが素人に近い人たちなのでセリフも動きもぎこちないですが、地元で撮影されて地元の人ばかりが出ていますので、映っている景色や話されている言葉には親しみがあります。昨日のまちなかゼミでも講師の方が話していましたが、普段見ている何気ない景色も、スクリーンを通してみるととても素敵な風景になります。そしてそれは映画として作られたことでこの後何年もその映像が残ります。それが映画の持つ魅力なのかもしれません。
昨日の「夜のピクニック」は東京の人が茨城をとって残してくれたもので、今日の「かんとりーどーろ」は地元の人が地元をとった作品です。どちらも魅力的でした。茨城も捨てたものではありません。
 
今日は上映会の最終日ということで、上映後に出演した俳優さんたちが何人も挨拶に来てくれました。劇中に登場した地元のミュージシャンも出て生演奏を聴かせてもくれました。さらにロビーでは出演者のサインもいただけました。
楽しい上映会でした。

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ちなみに、この映画で主役を演じた川﨑優太さんはひたちなか市佐和の出身だそうで、僕の住んでいるところの隣の地区出身なのでした。そして川﨑さんは来週から水戸芸術館で始まる演劇「夜のピクニック」にも出演されます。サインをしてもらうときに、そちらも楽しみにしています、と声をかけました。

水戸まちなかゼミ「水戸と映画 ~『夜のピクニック』編~」

水戸の泉町会館で開かれたまちなかゼミを聞いてきました。テーマが大好きな映画「夜のピクニック」についてだったので初めて参加してみたのでした。
もともと原作本が好きだったし、映画も茨城ロケだったので楽しめました。そして今年はその映画の公開からちょうど10年なのだそうです。そのためかどうかはわかりませんが、水戸芸術館でも「夜のピクニック」の演劇が上演されます。そこで僕も原作本を再読しました。再び盛り上がった「夜のピクニック」熱、今日はその映画撮影時にボランティアスタッフとして参加した方が講師でした。
 
まちなかゼミの開始時間に集まった参加人数はわずかに2名なのが拍子抜けだったのですが、その分親しみを込めて撮影当時の様子やロケの雰囲気などを語ってくれました。
 
僕がこの映画を見たのは今は無きテアトル西友でした。
この映画に高校生役で出演した多部未華子ちゃんや貫地谷しほりさんはその後NHK連続テレビドラマで主役を演じています。当時は本当に高校生くらいの年齢だったそうです。そのせいか、地元の高校を卒業してテレビや映画で活躍しているように思えてなりません。
 
9月22日には水戸で映画「夜のピクニック」の上映会も開かれるので観にいこうと思います。僕はDVDでも持っていますが、また大きなスクリーンで観るのが楽しみです。
 

本の雑誌、新宿三丁目居酒屋放浪

大阪と東京の連続出張があり、東京に泊まることになりました。東京に泊まるのも久しぶりです。何をしようかと思いましたが、毎月愛読している「本の雑誌」が次の号で400号を迎える、ということでお祝いをしに行こうと思い立ちました。
本の雑誌社は神田の神保町にあります。以前、神保町ブックフェスティバルのときに訪れたことがありましたが、今日は普通の業務をしている日なので、念のため事前に電話して訪れる旨を伝えておきました。
 
僕は単なる一読者ではあるけど、高校3年生の時に学校の図書室で手に取ったのが始まりで、ちょうどその直後に月刊化してそのころから毎月購入していますので、もう30年近く愛読していることになります。去年の創刊40周年号の時は投稿を載せてもらいましたが、今回は直接の訪問です。

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本の雑誌」には「今月本の雑誌に遊びに来た人」というコーナーがあって、作家や書店員さんのほか、一般の読者も訪れていることは知っていましたが、実際に自分が行くとなると仕事の邪魔にならないか心配でずっと躊躇していました。でも今回は400号のお祝いという目的があります。ずっと愛読しているお礼も兼ねての訪問でした。
 
Twitterでもお友達になっている社員の浜田さんが応対してくれて、社長の浜本さんにもご挨拶をすることができました。
 
 
そして今日の宿泊地は新宿三丁目です。ここを選んだ理由は、本の雑誌の創刊に関わった椎名誠さんがたびたび訪れる居酒屋「池林房」があるからです。ここに来るのは初めてではありませんが、前回来たのは椎名さんのイベントがらみでした。通常営業時に来たとなるともうだいぶ前になるかもしれません。

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ビール2杯とハイボール1杯それに料理も刺身盛り合わせや夏野菜とポテトのアンチョビチーズ焼きなど4品ほどを食べました。今日が週末だったらもっと飲んでみたいところでしたが、まだ週の前半だし、次のお店にも行きたいので1時間ほどで切り上げました。もしかしたらお店で椎名さんに会えるかも、という淡い期待もありましたが、もちろんそう簡単には遭遇することはありませんでした。
 
 
次に行ったのは池林房からもすぐ近くの「どん底」です。ここは1951年から続く老舗バーですが、僕は今日初めて入ってみました。蔦の絡まる外観に、中の様子が見えない扉を開けると賑やかな声が飛び込んできます。薄暗い店内で一人で来た旨を伝えると2階のカウンターに案内されました。

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普段ならバーに来て最初はジントニックを頼むところですが、ここには名物の「どん底カクテル」というものがあるというのでそれを頼んでみました。焼酎ベースに柑橘系が入ったもののようで、ジントニックの味わいに近いものがありました。

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もう量はたくさん飲めないので、周りの人の会話をぼんやりと聞きながらゆっくりと飲みます。
 
飲み終えてももう少しこの雰囲気に浸っていたいと思い、追加でもう一杯別のオリジナルカクテルを飲みました。名前をメモするのを忘れましたが、確か「昭和のジンライム」とかいう名前が付いていたかと思います。

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今日入った2軒は新宿3丁目でも老舗のお店でした。やはり老舗のお店には何も言わなくても漂う風格があります。こんな酒場にこれからも行ってみたいと思います。

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いわきBEER博

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福島からの帰り道、いわきで初めてのクラフトビール祭りが開かれているということでいわきに寄り道しました。福島からは高速バスでの移動です。
 
いわき駅の裏手にある磐城平城本丸跡地が会場です。入り口で1000円を払うと、1ドリンク1フードのチケットをもらいます。
クラフトビールは約30種類あるとのことですが、一度に全部が出るわけではなく、8種類づつが順番に提供されるシステムのようでした。
 
最初は昨日飲み損ねた桃の酒、というわけではありませんが、みちのく福島路ビールの桃のラガーにしました。最初の1ドリンクは小さいカップになるみたいです。

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これだけでは当然物足りないので、追加でチケットを購入し、続いてはいわて蔵ブルワリーのゴールデンエールを飲みました。
以前飲んだことがあるかどうかは覚えていませんが、僕好みのエールでした。

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それからもう一杯、今度は猪苗代地ビールのゴールデンエンジェルを飲みました。

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聞いてみたら、このBEER博は、いわきの馴染みのバーのマスターが代表となって開催したもののようです。まだ始まったばかりですが、これからも続けていきたいとのことなので、楽しみです。

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RockCorpsセレブレーション2016

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4時間のボランティア活動に参加すると4時間のセレブレーション(ライブ)に招待されるというプログラムの、セレブレーションに行ってきました。
会場は過去2回と同じく福島市のあづま総合体育館です。
青春18きっぷの最後の1回を使っていわき経由、磐越東線に乗って福島まで行くつもりでしたが、朝、家を出て駅に行くまでの間に、セレブレーションのチケットをバッグに入れた記憶がないことを思い出しました。バッグの中を見てもやはりチケットはありません。一度家に帰ってチケットを取り、出直しました。
このおかげで予定の電車には乗れず、磐越東線経由だと福島に着く時間が遅くなるため、水戸線経由に切り替えました。
このルートだと宇都宮から新幹線に乗る必要があります。そのため青春18きっぷとは別に乗車券と新幹線のきっぷを買う必要があるため、交通費が高くついてしまいました。それでもチケットを忘れたまま福島に行くよりはマシと気持ちを切り替えました。
 
12時頃に福島に到着し、駅前のホテルに荷物を預けます。そしてシャトルバスで会場に到着しました。開場にはまだ早い時間でしたが、広場には屋台があり、福島市福島県のブースでは簡単なアンケートとくじ引きがありました。くじを引いてみると桃ジュースといかにんじん味のポテトチップスが当たりました。

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開場を待っている間に、RockCorpsのCEOであるStephen Greeneの姿を見つけたので一緒に写真を撮ってもらいました。

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それから、7月に一緒にいわきで活動をした人とも再会することができました。

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そうこうしているうちに開場時間となりました。ロビーでは福島県ゆるキャラであるキビタンや、ミスピーチがいましたので、ここでも一緒に記念写真を撮らせてもらいました。

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開場の中に入ると、開演時間はまだのはずでしたが、すでにステージが始まっていました。特別出演の大黒摩季でした。
後半には内堀福島県知事や、司会のやまだひさし、高橋みなみなども一緒にステージに上がり、全員で合唱してました。
 
今回のセレブレーションに登場したアーティストは、Aqua TimezHY、Asian Kang-Fu Generation、そしてカナダからCarly Rae Jepsenの4組です。正直に言うと4組ともそれぞれの曲を聞いたことがないので、個人的にはライブ中の盛り上がりにはついていけませんでしたが、曲間のMCではそれぞれが福島への思いを語ったり、ボランティア活動のことを話したりするのが印象に残りました。

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ふと気がつくと、ウッチー内堀知事も、Stephenと一緒にライブに聞き入っている姿が目に入りました。

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終演後は1年目に一緒に活動した福島市のKさんとも再会です。

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会場を後にするときには福島市ゆるキャラ、ももりんにも会えました。

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さて、福島市内に戻ったら第二部のスタートです。
 
最近は福島市に行くのが8月のプロジェクトFUKUSHIMAと9月のこのRockCorpsの年2回のペースになってしまいました。8月はお盆の時期なのでいつも行く居酒屋も休みです。だからお店に行くのも1年ぶり、ということになります。
 
そんな「藤むら」で福島市唯一の酒蔵である金水晶が置いてあるのを発見し、飲んでみました。福島出身の友人にも勧められていたものでした。最初はお客さんが多くてバタバタしていたお店も一人で飲んでいるうちにだんだん落ち着いてきて、最後はお店の人と話をする余裕も生まれました。

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そしてもう1軒の馴染みのバーにも立ち寄ります。以前いた女性のバーテンダーさんはやめてしまっていて残念でしたが、変わらず落ち着いた雰囲気のお店です。ここでは桃のカクテルをと思いましたが、あいにく少し前に最後の桃が終わってしまったということで梨のカクテルを作ってもらいました。ごちそうさまでした。

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「記憶の円環」

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水戸芸術館で、「榮榮&映里と袁廣鳴の映像表現」というサブタイトルのついた展示会を観てきました。
中国と日本出身の夫婦である榮榮と映里の写真作品と台湾出身である袁廣鳴の映像作品が、ギャラリーを2分割する形で展示されていました。今回は榮榮と映里の作品は撮影がOKでした。
入場の時に、最初に写真を見た方がよい、とのアドバイスをもらったのでまずは写真を観ました。

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ギャラリーに入って直ぐ目に入るこの大きな写真、一瞬ジョンレノンとオノヨーコ夫婦を思い浮かべてしまいました。

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彼らの写真は自分たちのいる場所をドキュメンタリー的に写す作品が多いようです。
最初の写真の影響か、この写真もレコードジャケット風に見えてしまいました。

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一度入り口まで戻り、別の入り口から今度は袁廣鳴の作品を観ます。映像作品ですが、長さが5分から10分くらいなので飽きずに見ることができました。映像作品は何十分もの長さになると観るのが辛くなるのですが、このくらいだと集中力を切らさずに見ることができます。
 
でも一番面白かったのは1分にも満たない2つの作品です。おもちゃの木馬と風車を撮った作品なのですが、視点が木馬と風車(かざぐるま)になっているので、木馬が揺れるのではなく周りの風景がゆらゆらします。風車になると今度は周りの風景がぐるぐる回ります。しかもその作品を上映しているモニターには木馬の足や風車の軸が取り付けられているのです。
 
 
2組の別々の作家の作品展ではありましたが、どちらの作品にも共通する一貫したメッセージが読み取れるような力強さを感じました。
 
2016年7月23日[土]から2016年9月19日[月]まで