バスケットボール初観戦

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今年新しくできたプロバスケットボールリーグ、Bリーグの2部に茨城ロボッツが誕生しました。今までバスケットには興味がありませんでしたが、新しくできたリーグのホーム開幕戦が水戸で行われると聞いたので、急に興味が出て前売りチケットを買ったのが1週間前の水戸フェスでした。
 
そして迎えた10月1日、いよいよ試合の日です。ちなみに茨城ロボッツつくば市を本拠地としていたつくばロボッツが前身です。茨城にロボッツとはあまりイメージがわきませんが、研究学園都市のつくばのチームだったのならそれも納得のチーム名です。
開場は16時過ぎとのことでしたが、少し早めに会場の青柳公園市民体育館に行きました。今日は帰りに寄り道するために電車で水戸駅まで行き、水戸駅からは徒歩です。青柳公園は水戸市民プールがあって子供の頃に行った記憶がありますが、それ以来です。今はプールは取り壊し工事中でした。
 

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体育館は昔に建てられたので入り口も狭く、開場してもなかなか列は進みませんでした。今日は開幕戦だし入場プレゼントもあるので特別なのでしょうが、今後の課題です。その入場プレゼントは、応援用の青いTシャツです。2階自由席に行き、早速Tシャツを着てみます。
 
今日の対戦相手は岩手ビッグブルズ。先発する選手の紹介はバスケットの場合はスターティング5と呼ぶようです。

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試合前には高橋水戸市長の挨拶などがありました。もともと小柄な市長ですが、選手の間に立つとその差が歴然としています。
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試合の方は、細かいルールがわからなくて時々何あれ?と思う時もあるけど、点がたくさん入ってスピード感があるのは見ていて楽しいです。攻める時は「GO GO ロボッツ」、守りの時は「ディーフェンス」と声を出して応援するようで、コート脇に設置されたビジョンでもそう呼びかけていました。
 
試合の途中でチアリーダーチームが出てきて応援します。

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試合の方は、前半は大きくリードしていましたが、後半にだんだんと追い上げられて、残り3分くらいについに同点に追いつかれてしまいました。せっかくのホーム開幕戦を敗戦で終わらせたくありません。自然と応援に熱が入ります。スタンドが一体となった応援に推されて、再びリードします。
 
最後は残り時間表示が乱れている間にいつの間にか試合終了となりました。最終的なスコアは84対75でした。

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初めてバスケットの試合を観戦してわかったのは、試合時間は10分間を4回(クオーター)に分けて行うということでした。なのでトータルでは40分なのですが、点が入ったりファールがあったりすると途中途中で中断するし、第2クオーターと第3クオーターの間がハーフタイムで長めの休憩が入るので、実際のトータル時間は試合開始からは約2時間くらいかかりました。
 
応援の仕方もよくわからずビジョンに促される形でしたが、「水戸市民の皆さん 恥ずかしがらずに声を出して」とか、相手のフリースローの時にはブーイングを表示していました。残り時間が少なくなってきた時に相手のフリースローが外れた時は、「その調子」と出たので笑ってしまいました。

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スコアの電光表示板は会議テーブルの上に載せているなど仮設感が大きかったですが、会場は家からもそう遠くないし、駅から歩いていける範囲にあるというのはとてもいいです。これからも時々は見に行ってみようかと思いました。
 

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第5回水戸まちなかフェスティバル

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今年も楽しみにしていた水戸フェスに行ってきました。
前日までは湿っぽい天気でしたが今日はいい天気になりました。
まずは水戸駅から大工町まで一通りの出店を覗いて回ります。

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南町のみとちゃんの石像も風船の耳飾りがついてました。
 

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近くの交差点ではちょうどそのみとちゃんが子どもたちに囲まれてダンスしていました。
 
ずんずん進んで最後の大工町のステージで演奏していたバンドが気になりました。

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スーパーアイラブユーというバンドだそうです。サウンドがカッコよかったのですが、最後の曲と言って歌った曲の歌詞で「ドント ウォーリー〜」と歌うところ、「ドント」の「ト」を思いっきり発音しているのが我慢できなくなって最後まで聞けませんでした。
 

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京成百貨店のステージまで戻ると、今度はプロバスケットチームの茨城ロボッツチアリーダーによるダンスが行われていました。
 
それから、文化デザイナー学院の前のステージではファッションショーが。確かいつも行く店のバイトの子がショーに出ると言ってましたが、何時だかよくわからないのでずっと見てました。そしたらその子が出てきました。彼女はここの学生さんだったのですね。自分たちで衣装はもちろん音楽や照明なども考えたのだそうです。ショーの時はキリッとかっこいい表情でしたが、ショーが終わって全員で出てきた時には可愛い笑顔を見せてくれました。

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南町の自由広場でお昼を食べようと笠間のいなり寿司を買ったら今度は三味線の川嶋志乃舞ちゃんのステージが始まりました。今年の磯蔵のイベントで見て以来です。ステージが終わった後の物販でCDを買い、サインをしてもらいました。

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その後イスバスエキシビジョンのハーフタイムに出た茨城ロボッツのチアリーディングを再び見て、終わった後に写真を撮らせてもらいました。バスケットには今まであまり興味を持っていませんでしたが、これまでつくばを拠点に活動していたチームが新しく水戸をベースに新しく茨城ロボッツとして生まれ変わったのだそうです。そしてすでに新しいプロリーグがスタートして今度の週末には初のホームゲームを開催するとのこと。そういう歴史的な日と聞けば急に興味を持ちました。さっそくホーム開幕戦のチケットを購入してみました。

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他にもいろいろ美味しそうなものがたくさん売られていたのですが、翌日が人間ドックなので食べるのも飲むのも控えめにせざるを得なかったのが少し残念でした。
 
夕方の4時で水戸フェスも終わりです。帰る前に水戸芸術館に寄り道してみました。
昨日見た音楽劇「夜のピクニック」は今日が千秋楽でした。今日は水戸フェスを優先したので演劇は見ませんでしたが、ステージが終わると出演者がホールに出てきてくれるのでその様子を見たいと思いました。
 
今日でこの舞台も終わりということで、終演後にホールに出てきた人たちは観客も役者も皆満足そうな表情でした。
 
そんな中、演出の深作健太さんの姿を見つけたので、今回見た劇が素晴らしかったことを伝えて一緒に写真を撮らせてもらいました。

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俳優では、主演の吉川友さんや剣幸さんはさすがに気軽には出てきませんでしたが、甲田貴子役の小林日奈子さんがいたので、感動したこと、本や映画では甲田貴子が主人公だったのに、この舞台では主役でなくて残念、などといったことを話すことができました。そしてもちろん一緒に記念撮影もしてもらえました。

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今日はとても楽しい一日でした。

音楽劇「夜のピクニック」

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まち歩きの次は水戸芸術館で音楽劇「夜のピクニック」を観てきました。
以下、ネタバレになりますがこれは舞台作品で今の所再演の予定もなく、しばらくは観ることができないので書いてしまいます。
 
 
まず原作と違って榊杏奈が主人公です。そして話は高校生だった主人公たちが卒業してから10年後にOB,OGとして歩く会のボランティアスタッフとして参加する、というシーンから始まります。全体の流れとしては当時はニューヨークに引っ越してしまい歩く会に参加できなかった榊杏奈が、原作の主人公である甲田貴子の母親聡子から当時の歩く会のときに起こった出来事を聞く、という設定になっていました。でも歩く会のシーンは原作と同じようなストーリーです。ですから原作そして映画で演じられたシーンも舞台で演じられました。
 
この音楽劇の脚本を書いたのは水戸芸術館の演劇部門の監督である高橋知伽江さんですが、この設定にはとても驚きました。制作発表の記者会見で榊杏奈役の吉川友さんが主人公として挨拶していて、原作と違うなと思っていましたが、こういうことだったのか、と納得しました。
 
そしてこの劇は音楽劇ですから出演者たちが歌を歌います。原作でも印象に残るフレーズ「みんなと夜歩く それだけで どうしてこんなに特別なんだろう!」が美しい歌声となって劇場内に響きます。そして何と言っても素晴らしかったのは特別出演の甲田貴子の母親役、元宝塚の剣幸さんの歌声です。水戸芸術館の小さな舞台で剣幸さんのソロを何度も聴くことができたのは感動的でした。
 
原作本では舞台が作者の恩田陸さんの出身校である水戸一高であることは一切触れられておらず、映画でも撮影こそは実際の水戸一高でも撮影されたにもかかわらずやはり架空の高校となっていましたが、舞台ではしっかりと水戸一高の行事であることが示されています。原作では「歩行祭」となっていたのも実際の「歩く会」という名称になり、それどころか校歌を歌うシーンでは本物の校歌が歌われていました。水戸一高は僕自身の出身校ではありませんが、客席には当然水戸一高の卒業生もいたようで、そのシーンでは驚きとも苦笑ともとれるざわめきがありました。
 
だからと言って卒業生にしかわからないストーリーかというと、水戸一高の話とは知らずに発売当初に買って感動して一気読みした原作本の魅力の通り、誰にでもありそうな高校時代の思い出が普遍的に描かれているので、自分の高校時代を思い出して共感できるのです。
 
 
榊杏奈は舞台の最初に客席の方から登場します。そしてその足元には靴がありません。その後甲田聡子と会うシーンで伏線が張られて後半にその理由が明らかになりますが、実は榊杏奈はこのときすでにこの世にはいない存在なのでした。ずいぶん大胆な脚色でしたが、思えば原作でも遠くニューヨークにいて歩く会には参加していませんでした。なのでその場にいない、という意味では原作にも通じる設定です。とても大胆で鮮やかな脚本でした。見事です。それともう一つ、物語でキーポイントとなる榊杏奈のきょうだいが、原作では弟でしたが、この劇では妹になっていました。名前も原作の榊順弥に対して劇では榊順でした。これはどういう意図があったのでしょうか?
 
そんな脚本を実際の舞台に仕立てた演出は深作健太さんです。著名な映画監督深作欣二さんのご子息ですが、実は深作欣二水戸一高出身です。健太さん自身は東京生まれですが、出演者にも茨城出身者が多くいる今回の音楽劇の演出をするのにふさわしく、そして本とも映画ともまた違った魅力を味あわせてくれました。
 
映画と違い舞台は一度上演が終わったら2度と同じものは観られません。こんなに素晴らしい作品がたったの1週間で終わってしまうのがもったいないです。
 

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劇場には原作者の恩田陸さんからの花束が飾られていました。
 
夜のピクニック」は原作も映画も大好きですが、また一つ好きな作品ができました。
 
 
そういえば、原作に登場した人物以外の舞台オリジナルの登場人物の名前が、「応援団長 内原」「実行委員長 綾瀬」とかこの辺はまあありそうな名前だな、と思ったのですがACMの劇団員たちの役名が「OB勝田」「教師藤代」「OB高萩」などとなっていてなんかどこかで聞いたことがあるような。よく見たら常磐線の駅名と同じになっていたのでした。これも高橋さんのアイディアなのでしょうか?とてもお茶目です。
 
 
音楽劇「夜のピクニック」特設サイト
 
 
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第2回歩いて探る水戸城下のひみつ・門編

去年の第1回に続き、今年は水戸まちなかゼミの一環として「歩いて探る水戸城下のひみつ 門編」が開催されました。第1回はついこの前参加したなと思っていたのですが、去年の9月のことだったのでもう1年前のことでした。
講師は去年と同じく水戸市役所の沼田さんです。沼田さんは個人的に水戸の歴史を調べているのでいろいろ知識が豊富です。その沼田さんの案内によるまち歩きは密かに「ヌマタモリ」と呼ばれているとかいないとか。。。今回は参加者が沼田さんを含めて7名とこじんまりとした会になりました。
 
集合場所は水戸駅北口の水戸黄門像の前です。最初から黄「門」にゆかりのある場所からスタートでした。
 
この日辿った所は、復元された坂下門、水戸城時代から唯一残る薬医門ときて、杉山門、追手門跡と水戸城に関する門に始まり、そこから弘道館正門、孔子廟の門、東武館の門と水戸城近辺の門を歩き、少し離れて八幡宮の随神門、祇園寺の門、保和苑愛染明王堂の赤門(朱雀門)と山門、途中で休憩を挟み偕楽園好文亭の表門、最後に御成門と門づくしの1日でした。
 
水戸駅近辺は何度も見て歩いている所でしたが、八幡宮祇園寺、保和苑などは以前から行こうと思いつつなかなか行けなかった所で、今回初めて行きました。保和苑の共有墓地には幕末の桜田門の志士の墓などもあるので、改めて訪れたいと思いました。
 

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坂下門

 

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薬医門

 

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杉山門

 

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大手門跡

 

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弘道館正門

 

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孔子廟の門

 

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東武

 

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八幡宮

 

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祇園

 

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保和苑愛染明王堂の赤門(朱雀門)

 

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保和苑山門

 

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偕楽園好文亭表門

 

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偕楽園御成門

映画「夜のピクニック」

水戸大工町のホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸で開かれたシネポートシアター MITOの上映会で映画「夜のピクニック」を観てきました。
DVDはすでに持っているのですが今回大きなスクリーンで観ることができるので、あえて上映会で観ることにしました。そして先日の水戸まちなかゼミで10年前のロケの様子を聞いたのでそのときの話を思い出しながら観ました。
 
大筋は原作本と同じですが細かい所は映画オリジナルのストーリーがありました。それとDVDを持っているとはいえしばらく見ていなかったので忘れていたシーンもありました。なのでスクリーンに映った水戸の風景を観ながら原作本を読んだときのことや公開された当時のことを思い出していました。
 
本、映画、ときて次はいよいよ音楽劇が楽しみです。

台湾3日目

台湾の3日目、あっという間に最終日です。でも帰りの飛行機は12時50分の出発なので今日はもう空港に行くだけです。
ホテルのチェックアウトも日本語で行いましたが、最後に中国語で「再見」と言ったら笑顔で「再見」と返してくれました。簡単な単語でしたが、ちゃんと通じたようで嬉しくなりました。
 
それでも最後に旧総督府だけは見ておきたくて、地下鉄の台大医院駅で降りて行ってきました。赤レンガの大きな建物の前にヤシの木が植えられていて、いかにも帝国植民地風です。後で調べたら中の見学もできたようですが、今日は時間がないので外から眺めただけでした。

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そこから旧総督府の前にある228和平公園を少し散策しました。
中国風庭園があっていい雰囲気でした。

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台北駅までは歩いていきます。到着した日は雨だったので台北駅の外にはあまり出ませんでしたが、今日改めて見てみたらとても大きな駅でした。

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そして来た時と同じく新幹線で桃園に行きます。行きと帰りが同じルートになってしまったので、片方は違うルートにすればよかったと思いました。その場合は行きは時間に余裕があるのでバス、帰りは飛行機の時間に合わせなくてはいけないので早くて確実な新幹線がよいでしょうか?でも新幹線は桃園に止まらない便もあり、間違えてしまうとずいぶん遠くまで行ってしまうという危険性があります。そう思って行きに新幹線を利用したのですが、結果的に杞憂に終わりました。
行きの時は勝手がわからないので窓口でクレジットカードで切符を購入したら自動的に指定席になりましたが、今度は自動券売機で自由席を購入してみました。自由席の方が指定席に比べて5元安い値段でした。そういえば地下鉄や道路は右側通行でしたが、新幹線は日本の鉄道と同じく左側通行でした。もともと日本の新幹線をベースにした車両なので雰囲気は日本の新幹線とそっくりです。
 
桃園駅からはシャトルバスに乗り継いで空港に到着。チェックインして少し早めのお昼ご飯を食べました。地下にあるフードコートには、素食(ベジタリアン)料理がありましたので、嬉しくなって普段は辛いのはそんなに好きじゃないのに、こういうときでないと食べられない四川風ラーメンを注文しちゃいました。

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ラーメンを食べ終えて出国検査場に行くとそこは長蛇の列。やはり出国時はもっと早めに空港に来ているべきだったか、と思いましたがなんとか出国検査を受けるともう搭乗時間になっています。搭乗ゲートまで急ぎ、機上の人となりました。
 
 
今回が初めての台湾旅行。スタートが台風とライブの中止というアクシデントがあってかなりダメージを受けましたが、天気の回復とともに気分もよくなり、結果的には楽しい旅行となりました。近いうちにまた訪問してみたいと思いました。そう思って予定より多く残ってしまった台湾の現金は日本円に再両替しないでそのまま手元に置いておこうと思います。

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帰国してから思い出したのは、台湾のトイレでは使用済みの紙は流すのではなくて備え付けのゴミ箱に入れるということ。事前にその話を聞いていたし、そういえばホテルのトイレにもそのような注意書きがあったような気がしましたが、する時にはすっかり忘れて流していました。次は注意しようと思います。
 
また、ファミリーマートとかセブンイレブンなどのコンビニエンスストアに入ってみたら日本の商品がそのままのパッケージで売られていたりもしたのですが、買い物をしてもレジ袋は自動的には付いてこないことにも注意が必要です。こちらは日本でも見習ったらいいかと思います。
 
そのほかにも、道路の信号機には赤信号の時に青に変わるまでの時間がカウントダウン表示されたり、逆に歩道の信号機には青信号の残り時間がカウントダウン表示され、残り時間が少なくなると青信号の人間の絵が小走りになるのが面白かったです。
 
それと、意外だったのは外で飲む機会がなかったことでした。屋台飯は楽しめましたがそれに飲みが付いていなかったのがちょっと物足りませんでした。これも次はもう少しそのような場所を事前に調べて行きたいと思いました。
 

台湾2日目

台湾2日目の朝も雨でした。
ホテルの部屋のテレビをつけると日本の番組もたくさん見ることができます。NHKでちょうど台湾の鉄道旅行の番組をやっていたのでつい見てしまいました。

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朝食はホテル内で食べることができます。アラカルト方式ですが台湾風の食事だけでなく日本風のメニューもありました。顔だけでは判断できませんが、会話している言葉を聞いていると、泊まっている人のほとんどが日本人なのではないかというくらい日本人が多かったです。
 
部屋に戻って改めて今日の予定を検討します。もともとライブに行くのが目的だったのでそれ以外のことはあまり考えておらず、ガイドブックなども持ってきていませんが、やはり初めての台湾なので故宮博物院は外せないと思いました。それからホテルのロビーに置いてあった日本語の情報誌を見て、龍山寺とその近辺が気になったのでそこに行くことにしました。
 
まずは地下鉄で士林に移動してそこからバスです。バス乗り場がどこにあるかわからなかったので、地下鉄の駅にいた案内人風の人に尋ねてみましたが、日本語はわからないようでした。そこで手元にあったパンフレットに載っていた故宮博物院を指差すと、地図を指してここでバスに乗る、と教えてくれました。桃園空港から移動するときにバスに乗りましたがそのときは乗る前に切符を買いました。でも今度は街の中で初めてバスに乗ります。料金の払い方はどうするんだろう、と調べようと思ったそのときにちょうど故宮博物院行きのバスが来ました。観光客が多い路線らしくちゃんとバスにも日本語で「こきゅうはくぶついん」と掲示されていました。他にも観光客らしき人たちがいたのでその流れに乗ってバスに乗りました。とりあえず乗るときに運賃は払わなくてよさそうです。バス料金も何も調べずに乗ってしまいましたが、バスが動き出してからiPhoneで調べたところ、運賃の支払い方法は乗車するときと下車するときの2種類あって、乗るところにそのどちらかを示す掲示があるとのこと。改めてバスの中を見渡してみると、確かにその表示があり、このバスは下車時に払うようでした。それから料金は基本が15元で距離により変わるとのこと。場合によっては乗るときに払い、降りるときにもう一度払うということもあるそうです。知らない土地でのバスは日本国内でさえ色々なパターンがあって難易度が高いです。ましてや海外は言葉の壁があって余計難易度が高まります。なんとか乗り込めて安心しました。

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バスは15分くらいで故宮博物院に到着しました。これから故宮博物院の見学です。

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250元の入場券を買ったあと、これだけ大きな博物館なので音声ガイドは必要だろうと思い別にあった貸し出しカウンターに行きましたが、残念ながら日本語ガイドは充電中のため12時まで使用不可とのこと。そこまで待てないので止むを得ず英語ガイドを借りました。この音声ガイドを借りるのに200元かかったのは予想外でした。それから音声ガイドを借りる時にはパスポートを預ける必要がありました。台湾滞在中に空港以外でパスポートが必要になったのはこの時だけでした。

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ここから中国4千年の歴史を学びます。前半は石器、銅器、陶磁器など人間が作り出した食器や道具などが中心でした。後半は書や画などの芸術品がありました。デジタル技術を使ったバーチャルな展示もありましたが、実物を見たあとではどうしても見劣りしました。
 
1階から3階までいくつもの部屋に分かれた展示をとりあえず一通り見ました。いろんなお宝が次々と展示されるので後半はお腹いっぱいになってしまいます。故宮博物院自体が大陸から台湾に移動した経緯も興味深いものがあります。最後に小さめなサイズのガイドブックを自分用のお土産に買いました。

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2時間以上も見学して時間も1時を過ぎてしまいました。外に出るといつの間にか雨も上がっていました。雨が上がるととたんに気分もよくなるのが現金なものです。

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再びバスで士林に戻りました。帰りのバスは乗るときに運賃を払うタイプでしたが、あいにくちょうどぴったりの小銭がなかったので20元を支払いました。
 
士林で地下鉄に乗る前にお昼を食べます。駅の周辺にも食べ物屋さんがいくつかありましたが、そのなかから店頭で餃子を焼いている餃子屋さんが目に止まりました。肉が入っているのは食べられませんが、野菜の水餃子があったので食べたいと思い、店頭で店員さんにまず日本語で話してみましたが通じず、次に英語で話してみると別の店員さんが受けてくれました。注文の方式がよくわからなかったのですが、10個セットでいいかというのでそれでいいと答えて店の中で食べたいと伝えて店の中のテーブル席で待ちました。よく見るとテーブルの上に注文票があります。ここで欲しいものの数を書けば注文できたようです。改めて注文しようと思い水餃子5個と飲み物らしきものを1つ書いて店員さんに渡しましたが、そのうちに最初に頼んだ水餃子10個が届いてしまいました。どうやら2重オーダーになってしまったようです。オーダーした店員さんにさっきの取り消したいと身振りで伝えましたが、うまく伝わったかどうかわかりません。ちょっとヒヤヒヤしながらとりあえず水餃子を食べました。そのあとも他のお客さんの餃子が次々と出来上がっていきましたが、再び僕のところには来なかったのでどうやら先ほどのキャンセルは伝わったようです。よかった。

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次は地下鉄を1回乗り換えて龍山寺に行きます。観音さまをはじめとして航海の守護女神や受験の神様、商人の神様などいくつもの神様が祀られているようで、みな熱心にお祈りをしていました。個人客には長い線香を無料で配っているようでしたので僕ももらい、旅の安全といつまでも美味しくお酒が飲めることをお祈りしてきました。お祈りしてからなにかを足元に投げて占っているような動作をしている人もいます。あれはなんだったのでしょうか?少し気になりました。

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それから数分ほど歩いたところが古い建物が残る一角とのことで、日本統治時代の学校を郷土教育センターとしていました。午前中は古代から近代までの古い歴史を学びましたが、ここではより現代に近い時代の歴史を学べました。隣接する地区も清代の街並みが保存されている場所とのことで、煉瓦造りの建物が残っていました。ちょうどモデル撮影会みたいなのが行われていたようで、綺麗なお姉さんがポーズをとり、その周りに大きなカメラを持った人たちが何人もシャッターを切っていました。

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歴史も学んだし街歩きもしたので、夜の楽しみを前に一度ホテルに戻って休憩します。
 
あたりが暗くなってから歩いて出かけます。今日も夜市にしようかそれともレストランで食べようかあまり決めないで、まずは日本料理店が多く集まるという繁華街の方に歩いてみました。でも今日は日曜だったからか、賑わいもそれほどではなく、これといって興味を持つようなお店も見つからなかったので、昨日の夜に少しだけ立ち寄った寧夏夜市に再び行ってみました。
 
すると昨日とは打って変わって賑やかな夜市が広がっていました。やはり天気がいいと人出も違います。最初は子供向けのゲームの屋台があり、子供たちが夢中で遊んでいました。日本でのお祭りの時の夜店のようなものですが、台湾ではそれが毎日開催されているようです。

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次が食べ物屋さんの通りです。今日はここで夕食としましょう。昨日食べすぎた反省から、今日は少なめにしましょう。まずは端から端まで一通り覗いたあと、目をつけていたところに戻ります。最初は焼いたジャガイモにチーズを乗せたものを買います。これだけだと口の中がパサパサになるので、もう一つ汁物をとイカのスープの屋台に行きます。お店によって日本語のメニューがあるところもありましたが、ここは通じないようで、調理している鍋を指差して注文しました。ここでビールを飲みたいところですが、注意して周りを見てもあまりというかほとんどの人が酒も飲まずにひたすら食べています。台湾には外で飲む文化がないのでしょうか?その点が飲み歩きが好きな僕にとっては惜しいです。

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なので、ビールは近くのコンビニエンスストアで缶ビールを調達し、再び夜市で何かつまみになりそうなものをと物色していると、日本のおでん風の屋台がありました。これならチビチビとつまみながら飲めそうです。おでんの具がなんだかわかりませんので、これもおでん舟の種を指で指しながら注文しました。その後なにやら言われたようですが意味がわからずにいたらお店の人もあきらめたようですが、取り出したおでん種を鍋に入れ替えてガスコンロで少し温めなおしてくれました。それを屋台の裏側に置かれたテーブル席で食べました。テーブルには辛子も置いてありましたがマスタードだったのが惜しいです。ここは和辛子が欲しかったところです。

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昨日の夜は食事と缶ビールで300元しましたがよく考えたら一口蟹フライが150元と今思えば高いものを注文してました。今日は1品が50元から60元のものを3品でしたが、食事はそれで十分満足です。あとは酒があれば言うことないのですが。。。
 
買った缶ビールも飲み終えたので夜市を後にしました。ホテルに戻るまでの間に酒が飲めるところがないかさまよいました。日本の赤提灯が掛かったオープンなお店もありましたが、ちらっと見た限りではやはり食べ物が中心で冷蔵庫の中の酒もあまり期待できそうもなかったので通り過ぎました。この際だから日本料理店でもいいかとも思いかけましたが、やはりピンとくるお店がありません。日本の飲み屋街が恋しくなりました。
 
あてもなく彷徨い続けましたがとうとう見つけることもできず、足や腰が相当疲れてきたのでホテル近くのマッサージ屋さんに入ることにしました。あいにく台湾のお金の持ち合わせでは足りなくて、カードもつかえないとのことですが、日本円でも大丈夫、とのことなので1万円札を出してマッサージが1000元、おつりを1800元受け取りました。明日には帰ってしまうのでここまで台湾のお金は使い切るペースだったのですが、最後にまた手持ちの現金が増えてしまいました。
 
マッサージのコースは、全身と足裏を半分ずつの70分コースでした。まずは全身でしたが疲れた腰よりも肩や頭を重点的にマッサージされました。肩は慢性的に凝っているので見抜かれたようです。それから足裏です。昔香港に行った時にも足裏マッサージを受けてその時は肝臓に気をつけてと言われましたが、今日は夜も遅かったせいか黙々とマッサージされました。マッサージは少しきつめで痛かったのですが、これがよく効いてお店を出る頃には信じられないくらい足が軽くなりました。
 
ホテルに戻る前にもう一度缶ビールを買い、ホテルの部屋に置いてあって無料で頂けるカップラーメンを食べました。カップラーメンの他にフルーツやスナック菓子なども無料でしたので、大変便利なホテルでした。