駅伝応援

今日行われるのは、松島から仙台までを走る全日本実業団女子駅伝競争大会です。
僕の勤務先の陸上部が出場するのですが、僕は今回初めて応援に来ました。
スタートは12時15分なのですが、少し早めに松島に移動してちょっとだけ観光します。牡蠣を食べたりお寿司を食べたりしましたが、なんとここで偶然にも友達に会いました。僕が持参したタオルを一緒に持って、強制的にチームの応援をしてもらいました。

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応援ポイントは全部で3箇所。まずはここ松島のスタート直後の松島海岸駅付近。ここではまだ集団で走っていたので、最初はどこに僕のチームの選手がいるかわかりませんでしたが、なんとか見つけました。あっというまに選手が通り過ぎたのを見送った後、すぐに仙石線の電車に乗り次のポイントに移動します。
 
次のポイントは、陸前原ノ町駅で下車して、陸上自衛隊仙台駐屯地付近の第4区。さすがにこの区間になると選手がばらけて、一人一人の走る姿が確認できます。前を目指して必死に走る選手の姿を見ると、自分のチーム以外の選手にも自然に声をかけることができました。
 
最後の選手が走るのを見届けて、最後の応援ポイント、ゴールの仙台市陸上競技場に向かいます。この移動は徒歩です。仙台市街地をぐるりと回る駅伝コースのおかげで、一生懸命走る選手よりも先回りすることができるのです。チーム別に分かれて観客席に座りますが、上位チームの応援団は人数も多く盛り上がっていました。
 
ここでも優勝したチームだけでなく、どのチームであろうと順位に関係なくトラックを走る選手にはスタンドの全員が声援を送っていました。
 
我がチームは目標としていた順位には届きませんでしたが、去年よりも順位が上がったこともあり、楽しく応援することができました。最後に競技場の外で選手を迎えて打上げを行い、帰途につきました。
 
今回、初めての駅伝の応援に行きましたが、思っていた以上に楽しかったです。また次に応援する機会があったら行ってみようと思いました。

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仙台

会社の女子陸上部の応援で仙台に行ってきました。
今日は移動日。職場の人たちとバスで仙台に向かいます。仙台に行くだけなのになぜ朝10時過ぎに集合なのかと思いましたが、どうやら仙台に着いてから飲みに行くためらしいです。さらに移動中のバスの中も朝から宴会状態でした。仙台までのルートが常磐道経由ではなく磐越道〜東北道経由だったのも不思議でしたが、これもバスの中でみんな飲むのでトイレ休憩を頻繁にするため、ということらしいです。確かに常磐道はサービスエリアやパーキングエリアの数が少ないですからね。

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そんなわけで途中何度もトイレ休憩を挟みながら夕方に仙台に到着しました。
ホテルにチェックインした後でまずはみんなで決起集会を行いました。
写真はありませんが、集会ではセリ鍋がメイン料理でした。
 
2次会はバラバラに別れたので、一人でおかん分店に行きました。
約2年ぶりのおかんです。タカハス親方とも久しぶりに再会し、宮城の地酒をいただきました。ごちそうさまでした。

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県北芸術祭 おまけ

前日の日立シビックセンターでの「和田永 エレクトロニコス・ファンタスティコス! ~日立通電編~」は、行こうと思っていたものの急に体調が悪くなり、天気が雨だったこともあって行くのを断念したのが残念でしたが、今日は県北芸術祭の最終日です。すでに何とか一応一通りの会場に行ってスタンプラリーはコンプリートしたのですが、いくつか取りこぼしがあったので最終日にそれらを回ってきました。
 
まずは常陸太田。ここでは飴屋法水さんの「何処からの手紙」の常陸太田の招待状のうち、前回行った割烹旅館の他にもう一箇所あったのですが、それを見逃していました。常陸太田駅前の廃業したサウナの建物に、なぜか韓流スターのポスターが貼られていて、そのポスターが手紙に書かれた物語でした。このポスターにはサインも書かれています。なぜこんな所にポスターが貼られてあって、しかもなぜサインが書かれているのでしょう?その由来も謎ですが、それをこうやって手紙に書いて物語にしてしまう所も不思議です。作家の作り話かと思ったりもしたのですが、割烹旅館の話は実際にあった話のようなのであながち作り話というわけでもなさそうです。そういう目の付け所がアーティストたる所以なのでしょうが。

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次も同じく飴屋法水さんの手紙の舞台である上小川に行こうと思ったのですが、常陸太田からの道がこの日開催されているマラソン大会のために途中の道路が通行止になっていました。そこで行く順番を変えて常陸大子駅前商店街に向かいました。
 
ここでは前回大子を訪れた時に閉館日だった「街かど美術館」に行きました。展示物自体は大子の街のあちこちに展示されている東京芸大チームの作品でしたが、一箇所だけ行かずに終わるのも気持ちが悪いので来ることができてよかったです。

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そしてもう一箇所、公式のガイドマップには載っていないのですが、やはり東京芸大チームの作品が旧上岡小学校から旧初原小学校に行く途中の県道沿いにありました。前回旧初原小学校に向かう途中にそれらしい展示があるのに気がつきましたが、時間がなくて通り過ぎてしまいました。そこで今日は車を止めて改めて訪れました。これは稲わらを保存するのに積み上げる「わらぼっち」を作品にしたものだそうですが、大子の案内状にいた人も話していましたが、地元の人にとっては当たり前の風景なので作品とは気がつかれない、と言っていました。それでも大学生にとっては興味深い風習に思えたのでしょう。このわらぼっちを作る、という過程自体が作品になっていたようです。

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これで展示場所の作品は飴屋法水さんの場所非公開の作品も含めてすべて回りました。でも最後にもう一箇所、上小川のキャンプ場に立ち寄ります。ここではやはり飴屋法水さんの「何処からの手紙」の中で、ホワイトプリンのことが書かれていました。前回来た時には売店が開いていなかったのでもう一度来てみました。ところが、今日は売店は開いていたのですが、ホワイトプリンを買おうとしたところ、もうないということでした。もしかしたら今日の訪問がもっと早い時間だとあったのかもしれません。
 
 
最後が締まらなくて残念でしたが、今回の県北芸術祭は、今まで行ったことがある場所に再訪したのはもちろん、県内でも行ったことのない場所に行けたのがよかったです。場所が広くて回るのが大変でしたが、地元再発見ができてよかったです。
また次回開催されるかどうかわかりませんが、もう少し場所を絞ってもよかったかなと思います。

The Collectors @水戸ライトハウス

 

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7月のフジロックで見て以来のコレクターズのライブ。ソロで見たのは2008年以来2回目でした。
最初はこのライブがあるのを知らなかったのですが、彼らのPodcastで今回のツアーで水戸に来ることを数週間前に知り急いでチケットを購入しました。そのおかげで整理番号はだいぶ後ろの方になりましたが、そこまで熱心に聞き込んでいるファンではないので後ろの方でちょうどよかったです。でも実際にライブが始まってみると、ベスト盤を聞き込んでいるおかげで知らない曲は新曲を含めて2〜3曲くらいで済みました。
今年でデビュー30周年のコレクターズ、ボーカルの加藤ひさしさんはもう50代後半で、曲によってはテンポを落としているのかなと思えたり、高音を出すのがつらそうな曲もありましたが、それでも熱唱するスタイルに心を打たれました。
 
フジロックで久しぶりにコレクターズを見たとはいえ、やはりワンマンのライブは密度が違います。夕方5時に始まって終わったのが7時20分頃。たっぷりと楽しませてもらいました。
 
最後に、コレクターズスタッフのつぶやきを紹介します。この写真には僕は写っていませんでしたが、同じ空間には間違いなくいました。

 

「ルドルフとイッパイアッテナ」

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2日続けての演劇で、今日は水戸芸術館で観てきました。
この劇は以前も水戸芸術館で上演されましたが、子供向けの演劇と聞いて観ないでいました。ところが今回、芸術館の専属劇団のメンバーである澤田孝司さんが今年の12月に劇団を退団してしまうと聞き、芸術館で澤田さんの舞台を観る最後の機会がこの「ルドルフとイッパイアッテナ」ということが分かったので観に行くことにしたのです。
 
メインの観客が子供たちなので久しぶりに2階席から観ました。俳優たちも猫の着ぐるみのような衣装を着て楽しく演じていました。
 
終演後はロビーで俳優さんたちとの交流タイムです。澤田さんにもご挨拶をして一緒に写真を撮らせてもらい、せっかくなのでプログラムにサインもしてもらいました。今後は出身地の福井に戻られてそちらでも演劇を続けるそうです。機会があったら旅行がてら福井に演劇を観に行きたいと思いました。今まで水戸でありがとうございました。

「11月のレインリリー」

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シアターキューブリックの演劇を観に行ってきました。
シアターキューブリックは去年の秋と今年の春に、ひたちなか海浜鉄道の列車の中を文字通り舞台にした演劇をやりました。その時も鉄道で演劇!?と思いましたが、今度は商店街で演劇ということでますます??となりました。
 
今度の舞台となるのは劇団のホームタウンである東京墨田区のキラキラ橘商店街です。今回の演劇は「キラキラ橘ドラ街ック商店街!」という、商店街の2日間のお祭りの一環として上演されるものでした。
 
受付の後、交流会館のような場所でまずは最初のシーンの芝居が演じられます。ここからが商店街回遊型演劇の本領発揮でした。観客は10余名ずつ3つのグループに分けられて、スタッフが読む手紙が指す場所に移動します。僕のグループが指示されたのは喫茶店の2階の小さな部屋でしたが、その部屋に行くと先ほどの役者さんがいてそこで芝居をするのを観ました。さらにそこで新たな手紙を受け取ります。
 
次に行ったのは商店街のお肉屋さん。店頭でメンチやコロッケなども売っていますが、手紙に「美人のお姉さんのいるお店」などと書かれているのを観客みんなで読んでみると、お店のお姉さんも苦笑いしながら対応してくれ、また次の目的地を示す手紙を渡してくれました。
 
商店街回遊型演劇とは、こんな風に俳優が役を演じるシーンと、実際の商店街のお店でふれあいながら買い物をするパートが混ざり合う演劇だったのでした。
 
3箇所で芝居のパートを見終わると最初の場所に全員が再び集まり、ラストシーンとなりました。
 
演劇のストーリーは正直に言うとよくわからなかったのですが、「まちを遊園地に!」という劇団のスローガンを具体化した今回の試みにはワクワクしました。
 
 
演劇の後は少し余韻を味わいたくて、近くの居酒屋に入りました。吉田類さんも酒場放浪記で訪れた三祐酒場八広店が、キラキラ橘商店街のすぐ近くにあったのでした。普段はビール派の僕も、閉店したこのお店の本店が元祖だという焼酎ハイボールを飲まずにはいられませんでした。

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水戸路上観察学会

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来年3月に開催される水戸芸術館の展示「藤森照信展―自然を生かした建築と路上観察(仮)」に合わせて、藤森さんもメンバーである「路上観察学会」が水戸で行われることになりました。
定員があったので事前に申し込んでいましたが、それが11月5日(土)6日(日)の2日間開催されました。
 
路上観察学会からは、事務局長の松田哲夫さんを始め、藤森照信さん、林丈二さん、南伸坊さん、一木努さんという錚々たるメンバーが参加しました。他に僕のような一般の参加者が約30名。
 
1日目は路上観察とはどんなものか、ということをスライドショーでレクチャーを受け、その後は実際に街に出て各自路上観察を行い自由解散となりました。
 
そして2日目も一度芸術館に集合したあと再び路上観察して、一人1点の写真を課題として提出して15時から品評会がありました。
 
レクチャーを受けた時は笑って作品を見ていましたが、いざ自分で探してみるとそう簡単には見つかりません。それでもいくつか見つけて写真に撮ってきた後は、今度はどの1点を選ぶかで悩み、さらにどんなタイトルをつけるかで悩みました。
 
芸術館近辺を大工町から銀杏坂のあたりまでさんざん歩きましたが、結局提出したのは最後に芸術館に戻る直前に見つけた場所で撮ったものでした。
 
品評会では、全員の作品がタイトルと写真の順にスライドで紹介されました。まずタイトルだけでどんなのが出てくるのだろうと想像を膨らませ、次に写真で見てなるほど、と思います。そしてその写真を見て路上観察学会の面々が感想というかツッコミを入れてくるのがまた面白かったです。

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おかげさまで僕の提出した作品もそれなりの評価を受けることができました。
 
水戸路上観察学会は、この後も12月31日を締め切りとして追加の物件を提出することになっています。しばらくの間は水戸市内を歩く時に、キョロキョロしながら歩く不審な人になりそうです。
 
休憩時間には、今日ミュージアムショップで購入し、今回参加した学会員5人も執筆している「路上観察学入門」の本に5人全員のサインをしていただきました。林丈二さんは以前買ってあった単行本が家にあったので個別にサインもしていただき、満足です。
 

 

路上観察学入門 (ちくま文庫)

路上観察学入門 (ちくま文庫)