水戸 v 横浜FC

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前節で山形とのJ2首位攻防戦に敗れて3位に後退したホーリーホック。今日は横浜FCとの試合です。
時折雨が降る天候で観戦には覚悟が要りましたが、バックスタンドで見てきました。
 
キックオフは夕方6時ですが、試合前にはロボッツファンが自然と集まり最近のロボッツに関する話題などを話して過ごしました。今までは一人で来て誰も話す人はいませんでしたが、最近はスタジアムに行けば知った顔に会えるのが楽しみになってきました。
 
前半32分に相手コーナーキックから失点してしまいました。この前の福岡戦もその前の山口戦もそうでしたが、先に先制点を取られるのは気分がよくありません。しかし38分に今度は水戸のコーナーキックから細川が決めて同点に追いつきます。そして44分には横浜の松井が2枚目のイエローカードで退場となりました。
 
後半は数的優位になったためどんどん攻めますが、なかなか得点が決まりません。そのまま1対1で引き分けで終わりました。勝点1は取りましたが、勝てるチャンスを逃したようでなんだかモヤモヤした気分でスタジアムを後にしました。

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これはちょうど細川選手がゴールを決めたシーンです。

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ハーフタイムにはホーリーくんが場内を1周。

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つくば2日目

朝方は靄がかかったような状態でしたが10時に集合する頃にはすっかり晴れてきました。
今日は筑波山に行ってきます。体力があれば登山でもとも思いましたが、ケーブルカーで登り、ロープウェイで降りるというコースにしました。
 
まずは筑波山神社の駐車場に車を止めて、神社にお参りです。
拝殿の脇には昨日飲んだお酒の樽が奉納されていました。

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それから神社の脇からケーブルカーに乗って御幸ケ原へ。ケーブルカーの登り始めはちょうどケーブルカーのルートの遥か彼方に東京が見えます。スカイツリーがあるおかげで東京がどこにあるかがよくわかります。

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男体山と女体山の二つの峰があるうち、最初に男体山の方に行きます。御幸ケ原から約15分と案内にありましたが、途中からは岩場のようになっていてちょっとした登山気分です。

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再び御幸ケ原に戻った時にお昼時になったので、コマ展望台の中でお昼ご飯を食べました。展望台の屋上からは眼下に関東平野が一望でき、とても気持ちいいです。

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そして女体山へ。男体山が871mなのに対して女体山が877mと少しだけ高いです。二峰を男と女に見立てるのはわかるのですが、どちらが男でどちらが女なのか、どんな理由で決まったのか興味あります。

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女体山の頂上は滑りやすい岩の塊で少し怖かったですが、北東の方を向くと自分の住む家のあたりの方向がよく見えました。
 
女体山から少し降りたところにあるロープウェイでつつじヶ丘に降ります。ここから筑波山神社まではバスで移動し、車に戻りました。

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筑波山を後にして今度は昨日の続きで施設見学。今日は国土地理院に併設する地図と測量の科学館に行きます。

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入ってすぐに大きな日本地図が床に描かれていましたが、3Dのメガネをかけてみると立体的に見ることができました。中央構造線糸魚川静岡構造線がよくわかります。中央アルプスの山々を足で踏み潰すように歩くのは爽快感がありましたが、海の方の伊豆小笠原海溝のあたりでは深く落ち込んでいるので足を踏み出すのに恐怖感がありました。
 
屋外にある日本列島球体模型、館内にある歴史的な地図や測量器具の展示などをじっくりと見ていたらいつの間にか閉館時間が近づいてしまったので途中で駆け足で周らざるを得ませんでした。

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僕は学校の授業の中では地理が一番好きだったのでこの地図と測量の科学館はとても楽しみにしていましたが、最後は時間がなくて残念だったので、また改めて来たくなりました。昨日訪れた地質標本館とも一部重なる展示でしたが、どちらもそれぞれの視点で展示してあり、お互いの面白さがありました。どちらの施設も無料で見学できるのもよかったです。
 
最後は飛行機で帰る2人を送るために茨城空港まで行き、そこでご飯を食べて解散となりました。
 
つくばでの施設見学は実はもう一箇所、JAXA筑波宇宙センターも考えていたのですが時間切れで行けませんでした。でも見学した2箇所と筑波山からの眺めが友人たちにも気に入ってもらえたようで、企画した方としては嬉しく思いました。
 

つくば1日目

前回去年の11月に滋賀県長浜で集まった友人たちが、今回は僕が幹事で茨城県のつくばに1泊2日の日程で集まりました。
2人が神戸空港から飛行機で茨城入りするとのことなので、僕が車で迎えに行きつくばまで移動しました。
つくばエクスプレスつくば駅でもう一人が合流して今回参加の4人が集まりました。
 
天気はあいにくの雨で翌日が晴れそうだったので、当初の予定を変更して筑波研究学園都市内にある施設を見学することにして、つくば駅近くの中華料理店「つくば 樓外樓 学園店」で昼食を食べた後に地質標本館に行きました。

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ここは産総研地質調査総合センターが開設している一般向けの見学施設です。地理の教師をしている友人の希望で来てみたのですが、早速入り口に展示してあった断層標本の説明が聞きたいと学芸員(もしかしたら研究員なのかも)の方に来ていただいて質問していました。その回答がとても詳しくしかもわかりやすくて一緒に聞いていた僕にとってもとても助かりました。

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館内には日本の立体地図にプロジェクションマッピングを使って活断層や火山の位置などを表示する展示や、太平洋の海底地形模型などの展示がありました。ちょうど小松左京の小説「日本沈没」を読んでいるところで、まさにここで展示されているようなことが小説の中で説明されているので、小説の世界に入り込んでいるかのように感じてしまいました。

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地理を教えている友人は、また別の展示のところでも先ほどの方に別の質問をしていました。今度は花崗岩や凝灰岩などの違いについてだったり、玄武岩とはどんなものかといったところから、インドが大陸移動してユーラシア大陸とぶつかりヒマラヤ山脈になっているという話に話題が広がって石油がなぜ中東で採れるのかという話までしてくれました。
 
石油の話だけはちょっとだけメモしたので僕が理解した範囲で一部だけを記すと、
大昔のインドとユーラシア大陸の間にはテチス海という海が広がっていた。
それがインド大陸が移動するに従いどんどん海が浅くなる。
浅い海には植物の死骸が溜まり穴の空いた岩の中に閉じ込められる。
インド大陸の移動がユーラシア大陸まで達するとテチス海が干上がり、岩塩がたまる。
岩塩が地殻変動によりドーム状に盛り上がると内部に空洞ができ、そこに植物の死骸が変化した石油が溜まる。
平らなままでは拡散してしまい石油が溜まらない。
途中経過や前後関係は怪しいですが、そんな感じで限られた地域でしか石油が採れない。それは過去の地殻変動の結果である。
中東以外でも石油は採れるがそこでもやはり同じような地殻変動があった場所である。
これから石油が採れるかどうかを判断するには近くの様子を調べて似たようなところであれば石油が採れる可能性が高いということがわかる。
というような話をしてくれました。
 
ここに来るまではそれほど興味がなかった地質の話ですが、説明を聞いているとそのあたりを解説してくれる本を読みたくなりました。
 
今日は他にも施設見学をしようと思っていたのですが、地質標本館だけで閉館時間になってしまいました。
そのため地質標本館を後にしてつくば駅近くの喫茶店に入って友人たちとお話をしました。入った喫茶店ひたちなかで集まった時にも入ったサザコーヒーです。
 
茶店でも閉店時間まで滞在し、今日だけの参加となったメンバー1人を見送り、夕食です。
当初はいくつか候補を考えていたのですが、雨がまだ降っているのでホテルから近い場所で済ませることにしました。
入ったお店は「青山がらり つくば店」。蕎麦がメインの和食の居酒屋でした。3人のうち1人は体調が良くないとのことであまり飲まずに食事だけして引き上げたので、残った2人で日本酒を中心に飲みました。一応茨城県内の地酒も置いてあったので、地元つくばの神仙と霧筑波、それと結城の結ゆいを飲みました。神仙という名前は初めて聞いたのだと思いますが、男女川という銘柄を造っている稲葉酒造場のお酒でした。このお店ではBGMがずっとビートルズだったので、ビートルズ好きの2人ともご機嫌でした。

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www.gsj.jp

 

 

帰った後で、一緒に行った友人がなぜ中東で石油が沢山採れるのかを解説しているサイトを見つけてくれたので、共有します。

www.asyura2.com

 

ある町の高い煙突

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新田次郎の小説を松村克弥監督により映画化した作品を、ユナイテッドシネマ水戸で見てきました。全国公開は6月22日からですが、地元舞台の映画だけに水戸では今日から公開です。
この映画館は以前はシネプレックス水戸という名前だったかと思いますが、名前が変わってからは初めて来たかもしれません。
金曜日はCLUB-SPICEという会員のメンバーズ特典で料金が1000円とのこと。入会金500円を払っても通常料金の1800円よりも安くなるのでCLUB-SPICEに加入することにしました。
 
翌15日には監督や主演した俳優たちによる舞台挨拶があるのですが別の予定があったために行けなくて残念、と思っていたところに、今日も松浦監督と孫作役の城之内正明さんの舞台挨拶があるということを水戸に向かう途中に知りました。
 
もともと地元が舞台の実話を基にした小説ということで新田次郎の本は読んだことがありましたし、高校時代は日立市にある高校に通っていたので大煙突はとても馴染みがあるものでした。それが僕が就職してから数年後に一部が崩壊したというニュースを見てとても驚いたものです。
 
出演している俳優は若手が中心でしたが、水戸出身の渡辺裕之のほか、吉川晃司や仲代達矢小林綾子などのベテラン勢が周りを固めて、とてもいい映画になっていました。人物名は実在の名前とは少し変えていましたが、雰囲気は残しているので誰がモデルになっているかはだいたいわかります。
 
松浦監督はこの作品の前にも茨城を舞台にした「天心」「サクラ花-桜花最後の特攻-」という作品を撮っているので、地元を持ち上げるような作品になるのは予想していましたが、いわゆる悪い人が出てきません。最初の印象が悪くてもずっと引きずるわけではなくいい人になっていきます。元のストーリー自体も企業と地元住民が対立するのではなく協調していくというものなので、約100年前の話ですが現代にも見習うべき姿勢があると思います。そんな歴史の中に今も日立の街の中にある桜の木のルーツがあったり、僕が勤務する会社の創成期の人物も混じっているのは誇らしい限りです。エンドロールには協賛した企業や個人の名前がたくさん出てきました。そうえいば以前資金集めの寄付を募っていたような記憶がありましたが、タイミングが合わなかったか何かで寄付しそびれてしまいました。
 
上映後に松浦監督と城之内さんによる舞台挨拶がありました。松浦監督自身も子供の頃に喘息で苦しんだ経験があり新田次郎の小説に感銘を受けていたそうで、それがこの映画につながっているそうです。城之内さんは茨城県の取手出身とのこと。役では猟銃を持って会社側に押しかける役を演じましたが、実際はもちろんそんなに激しい気性ではないそうです。明治から大正にかけての茨城県北地方の話なので茨城弁もたくさん出てきましたが、松浦監督によると仲代達矢さんは無理に慣れない茨城弁で話すより演技優先で茨城弁にはこだわらないセリフを話したそうです。逆に小林綾子さんは、渡辺裕之さんから茨城弁を学んで見事に取り入れたというエピソードを話してくれました。
 
 
 

宇宙散歩2019 イシイキヨコのせかい

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水戸芸術館水戸市芸術祭の美術展覧会の展示と同時に開催されていた展示を見てきました。水戸市芸術祭の展覧会は毎回それほど熱心には見ていないので見逃すところでしたが、イシイキヨコの展示を紹介する記事を見て興味を持ちました。
星をテーマにしたデジタルアート映像で、人が動くことにより映像も変化する作品、手を叩いたりした音に反応して花火が出てくる作品、それと屋根から吊るされたクジラに子供たちの書いた絵が映されるマッピング作品が同時に展示されていました。
 

水戸 v 福岡

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ホーリーホックの試合はひたちなか市の日で無料招待券での入場でした。
 
6月11日がホーリーホックのマスコット、ホーリーくんの誕生日ということで試合前には宇宙まおちゃんのステージでホーリーくんのバースデーセレモニーが行われました。茨城県内のいろいろなキャラクターも集合して、その中には茨城ロボッツのロボスケの姿も見えます。会場にはロボッツの応援仲間も何人かいたのでなんとなく安心しました。

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マッチデープログラムの中には柏戦だったかで撮影した僕の写真も載っていました。

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試合開始10分で福岡に先取点を許した時は、前節の山口戦の敗戦が頭をよぎり連敗してしまうのか、と弱気になってしまいましたが、今日のホーリーホックは攻めの姿勢が見えて、その5分後に浅野のゴールで同点に追いつきました。

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前半終了直前には村田が決めて逆転です。

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後半も攻撃の手を緩めず、58分には茂木のゴール、60分には再び浅野が決めて4対1と勝利が見えてきました。

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しかし79分にコーナーキックが流れたと思ったところで笛が吹かれ、なんとPKを取られてしまいました。
そこからは福岡ペースになってしまいましたがそのまま試合終了。久しぶりの勝利でした。リーグ戦の順位は首位争いをしているところですが、今日の勝利でまた1位に立ったようです。来週は2位の山形との直接対決。

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試合後にはホーリーくんにサインをもらい、一緒に写真も撮ってもらいました。

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シアターキューブリック二次元スクリーン劇場

シアターキューブリックの劇場作品をスクリーンで見るという催しがあったので行ってきました。
会場は墨田区の「八広地域プラザ 吾嬬の里」というところ。京成の八広駅から歩いて行きました。

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上映されるのは2012年5月の「葡萄酒いろのミストラル」と、2018年11月の「十二階のカムパネルラ」の2つの作品です。どちらも宮沢賢治の影響がある作品です。
 
「葡萄酒いろ」の方はまだシアターキューブリックを知る前の作品だったので初めて見ます。映像はスクリーンですが、音響は生入れなので迫力あります。
主役の市場法子さんは、キューピッドガールズの活動では見ていましたが、舞台で演じるのを見るのは初めてです。
他のシアターキューブリックの役者さんたちも、7年も前の作品なのでちょっと若い雰囲気がありました。
 
ただ、ストーリー的には若干わかりにくいところがあって、仮眠したとはいえ夜勤明けで見ていたこともあって途中で寝そうになってしまいました。
 
上映の後は劇団員によるトークショーがありました。出演した市場さん、谷口礼子さん、千田剛士さん、そして出演はしませんでしたが河野結さんです。河野さんはひたちなか海浜鉄道スリーナインの初演時に見て以来です。上映前に見かけたので声をかけました。
 
 
一旦会場を出て2作品目の「十二階」は、先にトークショーから始まりました。今度は客演陣の高橋茉琴さん、品川ともみさん、眞実さんの3人です。
こちらは一度見ているのですがもう一度見たい、と思っていた作品だったので再び見ることができてよかったです。
 
 
演劇作品を映像で見るのはあまり好きではありませんが、このような形でライブに近い形で見るのは悪くありません。出演した俳優さんたちも観客と一緒に客席で見る、というのもなかなかない体験でした。