『恐怖の報酬』日記

酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記


恩田さんは、「夜のピクニック」を読んで以来気になっている作家です。
夜のピクニック

去年の秋に仕事で大阪にいる時に、「本の雑誌」で評判になっていた「夜のピクニック」を堂島のジュンク堂で買って、そのまま梅田の喫茶店で一気に読んでしまいました。
夜のピクニック」はミステリ仕立ての青春物なのですが、作者プロフィールで宮城県出身となっていたものだからてっきり宮城の高校のお話なのかなと漠然と思いながら読んでいましたが、後で恩田さんが茨城の水戸一高出身で、母校の伝統行事を舞台に書いたということを知りとても驚きました。僕は水戸一校出身というわけではありませんが、水戸の隣のひたちなか市に住んでいるので、こんな近くを舞台にしていたなんてと思いました。茨城は小説や映画の舞台になることなんてあまりありませんから。
ただ、「夜のピクニック」の後に読んだ恩田さんの作品は微妙に僕の好みから外れているような感じです。

そしてこの「『恐怖の報酬』日記」ですが、先日水戸のアイリッシュパブに行った時に、カウンターにこの本が置いてあるのを見て知りました。気になる作家が僕の大好きなイギリス、アイルランドに行き、パブに行ってビールを飲みまくるというような内容だということで、自分でも欲しくなり早速ネットで注文して入手しました。いろいろイギリスに関するエッセイは読みましたが、エッセイをメインにしているのではなく、物語を書く作家のエッセイというのはやはり一味違います。でも飛行機怖いということばかりが7割位を占めて、2割くらいがパブでお酒を飲んで、残り1割でイギリスやアイルランドのことだったような印象でした。全体的には悪くないのですが、やはりちょっとずれているのかな?
僕も今度の年末年始にイギリスに行く予定を立てています。僕自身、イギリスのパブに行くのをとても楽しみにしています。この本の中で出てきたストーンヘンジアイルランドは、僕はまだ訪れたことがないのですが、いつかは行ってみたいところです。でもその前に奈良の石舞台にも行ってみたくなりました。