夜のピクニック

今日は仕事が代休だったので、水戸に映画を観に行ってきました。観たのは、水戸が舞台の「夜のピクニック」。もともと原作の本を2年ほど前にその当時仕事で滞在していた大阪で買って、そのまま街の喫茶店で3時間ほどで一気読みしてしまったものです。ある高校生のとても個人的な秘密についての物語で、とても感動しました。作者の恩田陸さんの本は初めてで、略歴に宮城県出身とあったものだから宮城の高校が舞台なんだろうなあなんて漠然と思っていましたが、実は茨城の水戸一高が舞台と知ってとても驚いたものです。水戸一高にこの本に出てくるような伝統行事があるとは知りませんでした。水戸一高は県内で一番の進学校で、僕はこの高校には行けませんでしたが、こんな素敵なお話の舞台になるなんてうらやましく思いました。

そして今度はこの本が映画化になり、実際の撮影も水戸やひたちなかで行われました。今日観た映画館も、水戸一高に近いテアトル西友です。映画化した場合、特に原作として感動した場合に、映画化でその気分が壊されることがありますが、この作品はそんなことはなく、映画としても素晴らしく、再び感動してしまいました。もちろん、スクリーンに出てくる風景に見たことがある景色が出てくるのも感動のポイントです。