Badbee Rock 'n' Roll Circus Vol. 3

今週はLiverpoolのFootballの試合がない代わりに、いつも恵比寿のFootnikで一緒になるSimonがボーカルをやっているバンドがライブをやるというので、渋谷に出かけていった。
全部で5つのバンドが出演するインディーズのライブだった。会場はシャンソン歌手の戸川昌子がオーナーの「青い部屋」というところ。到着時間が遅くなったので着いた時には最初のバンドRed Bacteria Vacuumの最後の曲だったようであまり印象がない。
2つ目のバンドはEd Woods
ガムテープやステッカーがべたべたと貼ってあるぼろぼろのウッドベースをぶんぶん振り回して演奏する3人組。すごい爆音でボーカルが何を言っているかよくわからなかった。ベースの人は最後には興奮してシャツもズボンも脱ぎ捨てて客側のフロアに飛び出して水を浴びて演奏していた。

3つ目はナチスのような銀色のヘルメットに黒い衣装で統一したSaturnsというバンド。
こちらも爆音バンドの様だった。

そして4番目に登場したのがSimonのいるバンドFactotums。ドラムが女の子、ベースとギターも日本人だ。どういう仲間なのかよくわからん。Simonはビール瓶とライブハウスのオーナー戸川昌子の等身大の写真を抱えて登場。このバンドの時は楽器の音も控えめになり、やっとまともに演奏が聞こえるようになった。だけどやっぱりボーカルの大きさが小さい。Simonはいつもそうだが酔っぱらってワイルドに歌っていた。初めて聴いたがそれほど自分の好みとはずれていないようだった。不思議なのはボーカル用のマイクが2つあって、そのうちの1つがなぜか客側のフロアにあって、バンドの仲間なのかなんだかよくわからない兄ちゃんが時々一緒になって歌っていたことだった。Simonも時々客側に乗り込んできて客と絡みながら歌っていた。でもまあそれも楽しい。

最後は60年代から飛び出してきたようなミニワンピースを着た女の子がベースとギターのSixというバンド。
ベースの女の子は、その可愛いルックスに似合わず、イナバウアーみたいに体を反らせてベースを演奏し、濁声でシャウトしている。ギターの音も60年代風だ。このバンドも、客側のフロアに飛び出して演奏していた。今はこういうのがはやりなのか?

かならずしも全ての音が心地よい訳ではなかったが、久しぶりに味わうアンダーグラウンドな雰囲気は悪くなかった。機会があったらまた行ってみたいと思った。

関連するサイトを紹介。
http://www.badbee.net/japanese/index.html
http://www.badbee.net/japanese/a-zbands/2007.01.19_badbeevol3.html
http://www.factotums.net/
http://www.aoiheya.com/