北杜夫

3月に買ったどくとるマンボウ回想記」を最近になってやっと読みだして、そういえば他にも買っただけでまだ読んでいない北杜夫の本があったことを思い出した。それがこれ。

当時僕は買った本の購入日を本に記入していたけど、1993年1月25日初版発行の本を1月31日に買っていた。ああそれなのにずっと本棚に放置してあって、せっかく思い出したのでハードカバーにもかかわらず大阪出張に持っていってやっと読んだ。
時代で言うと北杜夫が東北大の医学部を卒業してから慶応病院に勤務して、医者をやめるまでの頃の話だ。北杜夫は精神科医で、精神科医はすなわち人間を観察することなので、医学を学んだことは作家になるにあたって多いに役立ったことだろう。

久しぶりに北杜夫の本を読んだ勢いで、もう1冊新刊で買いながらまだ読んでいない「マンボウ哀愁のヨーロッパ再訪記」も読んでしまおう。