「楽園」読了、内田幹樹

昨日今日と、大阪出張。
今回の出張には宮部みゆきの新刊単行本「楽園」2冊組を持って行って、帰るまでには読み終ってしまう予想はしていたけど、単行本2冊の他に持っていける手ごろな文庫本がなかったのでこれしか持っていかなかった。そしたらやっぱり帰り道で読み終ってしまった。犯人側の視点から書いた部分があまりにも非人道的なので、個人的には読むのがつらかった「模倣犯」の登場人物が再び出てくるというので、ちょっと気を引き締めながら読んでいたけど、そこまで詰めなくても読めたのでちょっと安心。いつもの宮部節がちょっと陰りがあるかな?と思う部分がないではなかったけど、現代を舞台にした霊感もの。そういえば以前は現代物でも時代物でも霊感ものがあったと思うけど、現代物でやるとやっぱり人間の悲しさがくっきりと浮かび上がるので、読み終えてすっきりとする小説ではなかった。

今日は台風が近づいていたみたいだけど、夜勤明けで乗ったのでそんなことも全然気にならずに機内で爆睡していた。その後、羽田空港第2ターミナルの田辺書店で今月の新刊として並んでいたこの本を買った。

機体消失 (新潮文庫)

機体消失 (新潮文庫)