I'm Not There

Bob Dylanの人生を、6人の俳優が、それぞれ別名で演じるという不思議な映画。しかもその俳優の一人が、女優のケイトブランシェットというのだからますます不思議。
劇中、ビートルズの4人がBobと一緒に戯れる場面があるんだけど、映画"A Hard Day's Night"の一シーンを思わせるようなコミカルなシーンだった。Bobが4人と別れた後、背後で4人がファンに追いかけられるというシーンまであった。
http://www.imnotthere.jp/

この映画を見たのは、Bob Dylanが好きだからというのはもちろんだけど、この映画を上映した映画館、水戸テアトル西友が8月いっぱいで閉館になってしまうというのでその名残を惜しむ意味もあった。
この映画館は1988年4月に、新しく出来た水戸西武のオープンと同時で、ちょうどこの時僕は大学に入学して家を出たばかりだったから、最初の頃はあまり見る機会はなかった。でも大学を卒業して家に戻ってからはよく利用した。できたばかりでゆったりとしてきれいだったし、テアトル系だったから東京の映画館の雰囲気も漂っていて気に入っていたんだけど、最近はシネコンの劇場が水戸やひたちなかにも出来てきたので、お客さんも減ってしまったんだろう。テアトル西友が閉館になると、水戸ではシネコン以外の劇場が無くなってしまう。シネコンはいろんな映画をやっているし、設備もいいんだけど、逆に個性が無くなっているかも。
高校生の頃よく通った映画館もだいぶ前に閉館になってるし、ちょっと寂しい感じ。