広島原爆ドーム、宮島

広島の2日目は、世界遺産でもある原爆ドーム平和公園、それに宮島の厳島神社に行って新幹線で小倉に向かうことにした。
ホテルをチェックアウトして、一旦広島駅に行って荷物を預け、路面電車原爆ドームに行く。


初めて間近で見る原爆ドームは、それだけで圧倒的な存在感を示している。すぐ隣に旧広島市民球場があるのが妙に印象的。
それから爆心地、平和公園、平和記念資料館を見学する。資料館でいろいろな資料を見ていると涙がこみ上げてきた。原爆投下の候補地に広島、長崎の他、小倉、新潟と京都まで含まれていたのだけど、京都はアメリカ軍の内部からの反対によって候補地から外されたとのこと。もし京都に原爆が投下されて歴史的な街が破壊されていたとしたなんて想像したくもない。
平和公園原爆死没者慰霊碑の文字「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」については、主語を巡ってさまざまな議論があったようだが、説明文を読んで、日本人が自虐的に言っているのでも、原爆を投下したアメリカ人を憎んでいるのでもなく、人類共通の課題としてもう二度と馬鹿な戦争は行わないという決意を込めていると理解した。主語は何人とかいう問題ではなく、人類という大きなものと考えた方がよいのだろう。


平和公園を後にして、今度は路面電車に乗って宮島口に向かう。この路面電車は途中からは専用線になって、宮島口からはJRのフェリーに乗って宮島へ。宮島口からはフェリーが2種類出ているようだったけど、JRのフェリーは北海道の青函連絡船や四国の宇高連絡船無きあと、数少ないJR連絡船である。JRのフェリーはもう一つのに比べて、厳島神社の大鳥居に近づいて運航するのが売りみたい。この時間帯は干潮に近くて、大鳥居の下まで人が歩いていた。


宮島でフェリーを降りて厳島神社に向かう。天気が良くてとても暑い。厳島神社では古武道の演舞大会が行われていた。厳島神社を見学した後は、にぎやかな参道にあるお店で名物の穴子飯を食べた。暑いのでビールも一緒に頼む。


宮島からの帰りのフェリーは寄り道をせずにまっすぐ宮島口に行き、そこから今度はJRで広島駅に戻り、新幹線で小倉に向かった。