「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」

水戸芸術館の展示。見よう見ようと思いつつ、他の用事で忙しかったのとボイス自体がよくわからなかったのでいつの間にか会期が残り1週間となってしまったので、東京帰りに水戸で途中下車してみてきた。
とても人気のあるアーティストのようだけど、作家を知らないと作品もいまいち面白くみられない。でも、1984年に西武美術館での展示をきっかけに日本に来た、ということで、当時の西武の勢いが感じられたのと、東京芸大で行われた学生との対話集会の記録映像を見たら、いろいろ思想的に面白いことを言っていた。音楽と美術の違いはあるにせよ、ジョンレノンとの共通性も感じられた。どちらも、それまで自分が活動してきた世界に飽き足らず、政治やら環境問題といった、芸術以外の分野にも興味を持って行動している。
この映像だけはじっくり見たけど、それでも50分くらい見たところで出ざるを得なかった。来週また見ようか?
ちなみに、展示を見る前に1階のチラシ置き場で水戸芸術館ボランティアのリーフレットを見たら、元水戸芸術館学芸員だった黒沢伸さんの体験レポートが載っていた。黒沢さんはボイス来日当時、芸大の大学院生だったそうで、この対話集会でも質問しているところが映った。黒沢さんが水戸芸術館にいた当時の展示とか美術講座とか面白かったなあ。
http://www.arttowermito.or.jp/art/modules/tinyd0/index.php?id=10

ちなみにこの写真の手前で横になっている人は、ほふく前進のパフォーマンスを行っている遠藤一郎。