リージョナルシアター「ドンキホーテ」

水戸芸術館ACM劇場で、リージョナルシアター第二弾「ドンキホーテ」を見てきた。
リージョナルシアターとは、水戸芸術館の専属劇団と地元の劇団が一緒になって舞台を作る、というもので第一弾は去年の9月に「マキコマレーノ!!」を上演した。


普段水戸で上演する演劇はせいぜい10人程度の登場人物だろう。それが今回の舞台は50人くらいの役者が登場する。商業的な大型劇団ならともかく、地方の劇団にとってはやるほうも観る方も貴重な経験だろう。

前回の喜劇とは違って、今回は名前こそよく知っているものの、ストーリーとなると全然知らなかったし、実際に観てみてもよくわからなかった。ただ、今回の舞台は演劇団体が集まっただけでなく、演劇未経験者もオーディションによって役を演じたり、ギター演奏や歌、ダンスにそれぞれのアーティストたちが舞台に登場するのが総合芸術としての満足度は高かった。さらに、この演劇のポスターや舞台美術も茨城大学で教えていた先生によるもの、ということでますます地域の人たちによる共同作品という面が強調されたと思う。
特に、ステージ上で生ギターによるソロがBGMになったのはとても雰囲気がよかった。また、酒場のシーンでは舞踏研究所のメンバーによるダンスが素晴らしかった。

水戸芸術館ドンキホーテ
http://www.arttowermito.or.jp/play/modules/tinyd0/index.php?id=42



開演前の劇場入り口。



水戸芸術館のカスケード。

舞台とは直接関係ないけど、今日の写真は、iPhoneの無料のカメラアプリ「Instagram」で撮影したもの。iPhoneのカメラで撮影した写真を10種類のフィルターで変換することができる。さらに写真をTwitterfoursquareなどの他のサービスに投稿できるというもの。ただの写真も、モノクロでみるとなんだか上手な写真作品に見えてくるので楽しい。