銀座 ライオン銀座七丁目店、こびき

東京出張の合間に、一度行ってみたいと思っていたライオン銀座七丁目店に行ってきた。銀座は日本のハイストリート。渋谷とか新宿とかとはまた違って大人の雰囲気が漂う。

ここライオン銀座七丁目店は今年創建77周年だそうで、中に入って正面奥にはモザイク画が描かれている。その手前にはビール注ぎ職人がいるというのだが、一人で入って案内されたのが入り口を入ってすぐの席だった。ここのビールは注ぎ立てが一番うまいという話を聞いていたので、ビールサーバーから遠いところとなってしまったのがちょっと残念。普段は好んでラガーは飲まないけど、ここではやはりサッポロの黒ラベル。クラシックな雰囲気で飲む味はとてもおいしかった。


続いては東銀座の方に移動して「こびき」という小さな居酒屋に入る。ここはおなじみ太田和彦の「居酒屋味酒覧」掲載店。銀座には別のお店も載っていたがそちらは閉店時間が早いので、こちらの方に入ってみた。お店の入り口の札が「準備中」となっていて、もしかして閉まっているのかと少し扉を開けて聞いてみたら空いているとのこと。外は風が強くて札が裏返ってしまっていたのだろう。
寒い季節には熱燗が飲みたくなる。特に銘柄を指定しないで頼んでみると、ここでは能登のお酒「宗玄 純酔無垢」を出すのだそうだ。料理は1品1000円以上するものがずらりと並びさすが銀座とちょっとびびったが、数百円のおつまみもあったのでそちらを頼んでちびちびと飲む。カウンターには他のお客さんがおらず、最初のうちは一人で黙って飲んでいたが、そのうち店のご主人が声をかけてきた。
太田さんの本を見て、ということから始まり、このお店の歴史を聞かせてもらった。
僕が茨城出身と話すと、一緒にお店で働いている息子さんの、お嫁さんが茨城出身だとか、最近ご主人が鹿島神宮に行った話になり、鹿島と言えばサッカー、という話になり、僕も鹿島には時々行くが実はイギリスの、、、という話になり、このご主人が実はサッカーの審判の資格を持っていたり、別の息子さんもサッカー好きということで話に加わり、楽しい時間を過ごすことができた。
まさか日本料理のお店で海外のフットボール話で盛り上がるとは思わなかった。