水戸ぶらぶら散歩、水戸芸術館再開

再開した水戸芸術館の現代美術ギャラリーでの展示を見るのを目的として、平日の水戸の街中をぶらぶらと散歩してきた。

まずは水戸駅北口。閉店した旧リヴィンの解体工事がついに始まってしまったようだ。


南町では、「被災地支援村」というNPOのショップができていた。主に東北の食品などを扱っているようだ。石巻の手作りかまぼこを一つ購入した。


さらにぶらぶら歩いて行って、お昼はカレーを食べようと思ったが、記憶にあるカレー屋さんがなかった。その代わりに、表通りから曲がったところにあるカレー屋さんのチラシが置いてあったので、そのお店に行ってみた。暑い夏はカレーがおいしい。

そして水戸芸術館へ。先週末に再開したけど、外壁はまだ修復工事中だった。


修復の目印のテープが何かアート作品にも見える。


ギャラリーの展示は「CAFE in Mito 2011」。ギャラリーが開館して以来のこれまでに関わったアーティストの作品が展示されていた。

作品には作家名と作品名標に水戸芸術館での参加歴が書かれていたが、それを見てこれまでの芸術館での数々の展示とそれを見に来た頃の記憶を思い出して涙が出そうになった。芸術館が再開して本当によかった。
また、ギャラリーの長い展示室には、これまでの展覧会のポスターも展示してあった。芸術館オープン直後は地元を離れていたので最初の頃の展示は見ていないけど、1992年の後半からはほぼ毎回の展示を見てきた。それだけに震災時に開催されていた「クワイエットアテンションズ」は展示を見ていないうちに地震のお陰で中止になってしまったのが残念だ。

ギャラリーを見た後はミュージアムショップも覗いてみた。ショップも芸術館と同時に再開した。ショップの店員さんとも再会した。閉館中には地震前に注文していたカタログを受け取りに行くことができなかったので郵送してもらっていた。その時のことを話したりして、とにかくまた以前のように展示・営業が再開したことを喜んだ。


その後は京成で本を購入して、水戸芸術館の映像作品にも登場したことから気になっていた「Blackbird」というカフェに入ったり、南町にできたばかりのスペインバル「Marcador」に入ったりして、水戸の街を満喫した。