SUMMER SONIC 2011

今年のサマソニにはBeady Eyeが出るということで、2日券を事前に購入。サマソニでは以前にもoasisを見たがあれはいつだったのだろう?

サマソニに行くのは2007年以来となるのか?なんだか久しぶりな感じ。あまり予習もせずに幕張に行ってきた。
会場が幕張メッセとマリンスタジアムの2カ所に分かれているのに、2日券のリストバンド引き換えはマリンスタジアム側の1カ所のみというのが不思議だったが、列の進みがやや遅いのも気になった。列に並んでいるだけで汗が出てくる暑さの中、なんとかリストバンドを装着。この装着も自分で行うのではなく係員に行ってもらうのが時間がかかった原因だった。

さて1日目、8月13日の方が目当てのバンドがたくさん出る。
といっても最初の目当ては13:10からのThe Bawdies。続けて14:15からのViva Brother、15:25からのThe Ting Things、一つ空けて18:10からのBeady Eyeとすべてマリンステージに集中している。マリンのアリーナにずっと立っていると疲れてしまうので、Beady Eyeまでは体力を温存するためスタンドから見ることにした。

それでもまだ時間に余裕があるので、最初はまずスタジアムの外でビール。暑いのでビールが進む。食事を求めて歩いて並んでいるうちにあっというまに1杯目のビールが終わってしまった。暑い時こそカレーを食べたいと思ったが、ほぼすべてが肉系のカレーだったので断念。カレー以外の店でも肉以外のメニューが少ないのが残念だった。仕方がないので、たこ焼きとか焼きそばとかでごまかした。


The Bawdiesは先週もロックインジャパンで見たばかりなのでこちらも余裕を持って見る。ロックインジャパンではレイクステージのトリだったけどこちらは昼間のマリンステージ。ちょっと短めのセットリストだったか。

次のViva Brotherは、まだ音源を手に入れていないのでこのライブで初めて聞くバンド。前から聴いてみたいと思っていたバンドだったが、それほどインパクトを感じられなかった。ビールも進んで途中横になって眠ってしまった。それもまたよし。

The Ting Thingsは聴いたことはあったがライブで見るのは初めて。男女のユニットだが、特に男の方がドラムだけでなくキーボードを弾いたりギターを持ちながらドラムセットに座ったりと多才な芸を見せてくれて、音楽的にも楽しかった。

The Ting Thingsが終わったところで一旦スタジアムの外に出て、Beady Eyeに備えて腹ごしらえをする。

ステージでは木村カエラが出ていて、特に興味はなかったが、Beady Eyeはアリーナで聴きたいと思い、早めに木村カエラの途中から再びスタジアムの中に入る。


そしていよいよBeady Eyeの登場。まだ空は明るいが、いくら元oasisと言っても一応は新人バンド。トリにはならなかったか。

oasisを最後に日本で見たのが2009年のフジロック。その後oasisが消滅してBeady Eyeが始動して、今年の5月には来日ツアーを行う予定で、僕も大阪と名古屋のチケットを取っていたのだが、東日本大震災の影響でライブが延期。このサマーソニックがBeady Eyeの日本での初ライブとなった。まだアルバム1枚しか出していない「新人」バンドなのでセットリストもそのアルバムからの曲が中心。

Beady Eyeと言えば、震災直後のヨーロッパツアーでは、日本に捧げる曲と言って"Kill For A Dream"を歌ったり、チャリティーイベントを開催したり、日本のためにいろいろ励ましてくれた。今日はそのことについて何か言うかと思ったけど、あまりMCは無く、よくわからなかった。それでも僕個人的には、震災の後"The Beat Goes On"の「生命はまだ尽きてない、俺の心のどこかで、ビートは鳴り続けている」という歌詞と美しいバラードのメロディーを聴いて悲しさの中にあって勇気づけられた記憶がまだあり、この曲を生で聴いてあの時の思いがよみがえり自然に涙が浮かんできた。

当初はこの後のThe Strokesも聴くつもりでいたが、Beady Eyeを聴き終えたところで余韻に浸るために会場を後にした。

この日は市川に住む友人宅に泊めてもらい、翌日再び海浜幕張に行った。

2日目は特に目当てのアーティストは無いので、メッセ内でのんびりと過ごすことにした。
本当はSuedeを見たいと思っていたのだけど、これを見ていると今日のうちに家に帰れないことがわかったので、残念ながらSuedeは諦めることにした。

ビールを飲みながらメッセ内の各ステージをちらちらと見る。

メッセ内で怪しく光るマグロほほ肉丼とイカ串





たまたま入ったアイランドステージは、アジアのバンドが中心だったようだが、知らずに聴いたPerdelという中国のバンドは、ステージの準備中にリッケンバッカーのギターとベースが見えたことから期待していたら、予想通り好みの音で、今回のサマソニで一番の掘り出し物となったバンドだった。
客も少ないので最前列で聴いていたが、隣で聴いていた女の子2人組も中国から来た子たちで、話を聞いてみるとまだ彼らはCDは出していないらしく、音源はネットで聴けるとのこと。後で聴いてみようと思った。

その後もぶらぶらとビールを飲んだり、ご飯を食べたり(メッセ内は海鮮系の食事もできた)していたが、どうせ最後までいられないからと夕方には会場を後にした。