翌日のスコップ団参加のための移動日で福島市に泊まる。
泊まったホテルでありがとうキャンペーンをやっていた。
この地に住んで暮らしている人の苦労は一言で言えるようなものではなく、心の中に溜まっているのだと思う。たまにしか来ない外部の人はおおいに貢献しようじゃないか、ということで今日も飲み歩き。
1軒目は「SAKEBA 駄愚栖」。「さけば だっくす」と読む。福島を始めとして全国の日本酒を揃えているお店。店名がちょっと僕の好みではないが、店内の壁にずらりと並ぶ酒の名前の短冊を見ると心が躍る。
全国銘酒もいいけどやはり福島の酒が飲みたい。最初は会津の名倉山からスタート。
メヒカリの唐揚げ。メヒカリはいわきの名物。メニューにあるとつい嬉しくなって頼んでしまう。
二杯目の酒は会津中将。
外に出ると雪が舞っていた。福島はこんなに雪が降るところだったろうか?
次は、前回福島に来たときに脇を通って気になっていた屋台村に行ってみた。
こらんしょ横丁という名がついている。「こらんしょ」というのはこのあたりの方言で、「来てみたら?」という感じかな。茨城弁とも近いところがあるのでなんとなく想像がつく。
この屋台村には10軒ほどの店が連なっていて、どの店も郷土料理や地酒があるようで、どの店に入ろうか迷う。
でもあまりうろうろしていると屋台の中から見られて怪しい人に思われてしまうので、まずは「さくら亭」というところに入った。
冬の屋台と言ったらやはり熱燗でしょう。栄川の熱燗に会津の伝統食、こづゆを頂く。
店に出ているのはゆみちゃんという女の子。この屋台村は7年前からやっているそうで、さくら亭は最初からある店だと言う。今は冬だから屋台と言っても戸仕切りがあるけど、夏ならば開放されるのだろう。夏にもまた来てみたい。
屋台村が楽しいのでここで去るのも惜しい。また別の「ひさ乃」という店に入る。ここでも熱燗。
そして次の店はバー。今回泊まったホテルの目の前のビルにあって、前にも来て居心地がよかった「Bar Library」でジントニック。
ここは1ヶ月ほど前に一度来ただけだったのに、バーテンダーさんは僕のことを憶えていてくれた。うれしいことだ。