スコップ団一時解散式

去年の9月から参加してきた宮城県のスコップ団。震災から1年経つのを機にこれまでのように毎週土日に集合して被災した家の片付けを手伝う活動を休止するということで、仙台市内で「一時解散式」を行った。

会場ではいつものスコップ作業中には見せられない笑い顔が溢れていた。僕は後半の5ヶ月間、それも休み休みしか参加していないけど、団長は毎週毎週休みなく、自分のことは犠牲にして段取りをして、初めて会う人たちを束ねて、知らない人からは批判もされ、それでもかっこ良く活動を続けてきた。本当にご苦労様でした。そして地元宮城の人たちもみんな大変な経験をしているのに、それでも困っている人たちを助けなきゃと集まってくる。ずっと一緒に苦労をした仲間とまとまって会うのも今回が最後だと思うと、助っ人の僕でさえ寂しくなる。半年しか参加していない僕でさえこうなのだから、1年間続けてきた人たちにとってはなおさらだろう。だからこの日はいろんな人と写真を撮らせてもらった。

いつもお世話になった道具たちも会場に来ていた。


スコップ団に参加してできた友達がいる。困っている友達を助けることをボランティアって言わないだろう?という言葉を実感する。だいたいこんなかっこいいボランティア団体なんてないよ。


式では団長率いるスコップ団バンドのライブもあった。前回、12月の大飲み会の時は涙で聞くことができなかった「3月10日」も今度は、手ぬぐいを顔に巻くことでなんとかこらえることができた。

そして2次会はスコップ団御用達の居酒屋「へそのを」へ移動。

この店の大将もスコップ団員。一度来てみたかったので念願が叶ったのだが、一時解散式でたくさん飲んでいたのであまり飲み食いできなかったのが心残り。また今度落ち着いたときに来ようと思う。
「へそのを」では、一時解散式には間に合わなかった、福岡から来た団員が待っていた。福岡からも遠く東北のことを思って駆けつけてくるなんて感動的。しかも実は僕の地元ひたちなか市に住むTiwtterのフォロワーさんが九州に引っ越した後、僕のスコップ団活動に興味を持ってくれて、福岡の団員が行ったスコップ団のパネル展に足を運んでくれて話をしてくれたとのこと。茨城、宮城、そして九州とあちこちで繋がる人の縁があった。

この日と次の日の写真はこちらで。