鎌倉、お茶の水

3連休のうち日曜と月曜の2日間、イギリス研究会の集まりで鎌倉とお茶の水に行ってきた。
土曜の夜から日曜の朝にかけて夜勤だったのと、前の週に風邪をひいてしまったのであまり体調は良くなかった。おまけに日曜の午前中は雨だったが、北鎌倉駅に集合して、駅の近くの自然食料理店「笹の葉」でランチを食べながら雑談をしていると、店を出る頃にはすっかり雨も止んでいたのでよかった。

鎌倉散策のスタートは、北鎌倉駅のすぐ裏手にある円覚寺。以前にもイギリス研究会で鎌倉を訪れたことがあったけど、あれは1998年5月のことだった。もうそんな前になるのか。行ったこと自体は憶えているけど、どこをどう歩いたかはすっかり忘れていた。そんなことは気にしないでのんびりと歩く。



次に行ったのも、以前にも行った明月院。小さいながらも枯山水の庭がきれい。


北鎌倉あたりは山に囲まれていて緑が多く、静かで落ち着くところだ。

ここでバスに乗り、本日の宿に行って荷物を置いてくることにした。
材木座にある「亀時間」という古民家を改装したゲストハウス。今回は男女相部屋のドミトリー式の部屋を予約した。ドミトリー式の宿に泊まるのも何年ぶりだろう。


身軽になって材木座の海岸に散歩に行く。ウィンドサーフィンをしている人たちが大勢いて、遠くにはリゾートホテルのような建物も見えて、なんだか日本離れした風景だった。


海岸沿いを歩いて、そのまま江ノ電和田塚駅まで行き、江ノ電に乗って小旅行。江ノ電はちっちゃくて民家の裏手や道路沿いをすり抜けて走るのだが、乗客も多くてあまりのんびりとした感はしない。

江ノ電は七里ケ浜駅で降り、ディナーをしようと思ったのだが、最初に目を付けた海岸沿いのお店は予約だけで満席とのことで、駅近くのスペイン料理店に入ることにした。地物の魚を使った魚介類のメニューが結構あり、メインディッシュを2つとその他にカルパッチョやらサラダなどを食べた。飲み物は、鎌倉の地ビール、「鎌倉ビール」があったのでそれを飲んでみた。以前も飲んだことがあると思うが、お店にあった3種類、ペールエールタイプの「星」、アルトタイプの「月」、ブラウンエールの「花」のすべてを飲んでみた。ペールエールタイプが好みだけど、他のももちろんおいしかった。話も弾むので、その後もキールエスパニョールやら湘南唯一の地酒やらも飲んだ。


再び江ノ電に乗って宿に戻るが、まだ飲み足りなかったので近所の自動販売機で酒を買ってきて、宿のラウンジで雑談の続き。何時まで話したか憶えていないが、遅くまでしゃべっていたら宿の人にもう少し静かにと注意されてしまった。



翌朝、他の人は海岸でヨガに行ったが、僕はヨガには興味なかったので部屋で寝ていた。
朝食後に鎌倉を離れて東京の御茶ノ水へ向かう。目指すのは山の上ホテル。このホテルにあるレストランで昼食を取りながら、メンバーの友人2人をゲストに迎えて雑談に興じる。山の上ホテルと言えば作家がこもって缶詰になるということで有名なホテルで、一度訪れてみたかったホテルだ。今回は泊まらずにランチだけだったけど、趣のある建物で楽しい時間を過ごせて満足だった。


ランチの後、解散時間までもう少し時間があるので、近くを散策することに。ゲストメンバーの提案で、ニコライ堂に行ってみることにした。ニコライ堂は近くにあることは知っているが、中に入ったことはなかった。都会のビルの真ん中に、ドーム型の建物があるのは、ここだけ外国を旅している気分になる。中では教会の方が僕たちのために丁寧に説明をしてくれた。


16時になり解散となったが、僕はその後神保町の書店街に行った。
僕の大好きな「本の雑誌」を毎月刊行している本の雑誌社が最近神保町に引っ越してきたので、その場所に行ってみたいと思ったのだ。
東京堂書店の近くに会社はあった。今日は祝日なので会社はお休みだろうが、入り口の案内板だけ写真に撮ってきた。


1泊しただけの鎌倉だけど、歴史と文化の香りが漂う鎌倉はまたふらりと訪れたくなるような落ち着いた場所だった。
ただし、鎌倉駅前の混雑だけは勘弁。

その他の写真はfacebookのアルバムにて。