南相馬ボランティア、福島飲み歩き

お盆休みを利用して福島に2泊3日で出かけてます。
今日はまず南相馬市小高区でボランティア活動に参加しました。
家を朝6時に出て、常磐道と6号国道を経由してまっすぐ北上しました。このルートを通るのは2回目で、帰宅困難区域の通過許可証が必要ですが、近いうちに許可証無しで通行できるような話もあるようです。


ちなみに通過途中に放射線量を測定してみたところ、5とか6μSv/hの値を示してました。

原発の近くにはその名も「原子力運送」という会社の看板もありました。


家から約2時間半で小高区のボランティアセンターに到着しました。


今日の活動は参加人数が多いため急遽追加したというところで、山あいにあるお宅の周りの竹の伐採とかビニールハウスの解体でした。急に決まったため家主さんは今日は不在だそうです。普段は別の場所にお住まいで、ボランティア活動に合わせて立ち合うことになっているのだと思います。立派な家なのに住む人がいなくなって家も悲しそうです。


今日の天気は晴れ。ちょっと雲があるのが多少の救いですがそれでも十分暑いです。広島の男子高校生と先生、僕より先輩のおじさんおばさんなど約20人で頑張りました。僕も熱中症になりかけたり、小さなハチに刺されたりしましたが、無事に本日の活動を終えることができました。このお宅での活動は今日1日で終るレベルではなく続きはまた後日になるそうです。この地域は沿岸部の津波被害の片付けだけでなく、内陸部でも3年もの間家を離れているので家の荷物の整理や庭のメンテナンスの要望が多くあるとのこと。人手が必要とされている間はこれからもお手伝いに行きたいと思います。



活動終了後は今日は福島市に移動します。そのついでに、今日一緒に活動した東京の女子大学生2人がこれから電車とバスを乗り継いで福島駅に行くとのことだったので僕の車に乗せてあげました。

彼女たちは震災の時はまだ中学生でその頃はまだボランティア活動に参加できなかったのが、参加できるようになった時にまだボランティアを募集していれば参加してみようと思っていたそうです。

東京に帰ってもぜひこの体験や、家があっても人の住んでいない小高区とか除染作業で発生した汚染物が保管されている飯舘村の光景を、周りの人たちにも伝えてほしいと思います。



さて、福島駅で2人を見送った後、ホテルにチェックインして夜の部のスタートです。

まずはJamというお店。初めて入るところですが、5月に福島で飲んだ時に行ったお店の店員だった学生が新しく自分で店を出したとのことで来てみたのです。ここは福島大学の学生による運営を続けていくことを目指しているとのこと。そのせいか、飲み物の値段はチケット制の定額で、1枚350円、3枚1000円、10枚3000円という比較的低料金での提供となっていました。何はともかくビールを飲みたい僕は3枚のチケットを買い、生ビールを3杯いただきました。




次のお店は福島に来るたびに行く、藤むらです。

1軒目でビールを飲みましたのでここでは日本酒です。もちろん福島の酒、1杯目は郡山の仁井田本家の穏 白麹。カツオと共にいただきます。ボトルのラベルもさわやかです。


2杯目は磐城壽 純米吟醸 夢の香。今は山形で造っていますが元は浪江のお酒です。磐城壽があったら飲まずにはいられない、浜通りのお酒。


福島の酒はまだまだ続きます。これは会津坂下町天明 初夏の生セメ 亀の尾。
キリリと冷えておいしいです。



福島の夜の3軒目はこちらも福島に来るたびに訪れるバー ライブラリーです。

去年辞めていた美人バーテンダーさんが復帰してました。 まずはジントニックです。


そして、福島の夏と言えば桃でしょう。ということで桃のカクテルを作ってもらいました。福島の桃はあかつきという品種が有名ですがおいしいのは8月上旬までとのことで今回はまどかという品種で作ってくれました。うまうま〜。


このお店は生フルーツのカクテルが美味しいお店。果物は何が好きかという話から夏はスイカが、と言ったらなんとスイカのカクテルを作ってくれました。ちゃんと塩味も効いて本当にスイカを食べているようなカクテルでした。


カウンターで飲んでいると他のお客さんとの会話も楽しみの一つ。お隣さんの話が面白くてお酒が進みます。今日の何杯目かわからなくなってきましたが、The Glenlivet 18年を最後に飲んでホテルに戻りました。


この2日間の写真はfacebookのアルバムで。