ときわ路パスの旅

前日に東京に泊まりましたが、今日はまっすぐ家に帰らずに途中寄り道しながら帰ります。
常磐線を取手で降りて「ときわ路パス」という切符を買いました。

これは茨城県内のJRと私鉄のほとんどの鉄道路線に乗り降りができてそれでいて値段が2150円なのです。ちなみに県内で乗れないのは、JR宇都宮線の古河と、つくばエクスプレスです。古河は両脇が他県なので茨城でも異端な駅なのです。ちなみに東北新幹線茨城県内を走っていますが駅がないので乗れません。逆に真岡鐵道は大半が栃木県を走りますが、この切符で終点まで乗ることができます。

今日はこの切符でまだ乗ったことのない関東鉄道竜ヶ崎線常総線に乗ってみたいと思います。ついでに同じく茨城県内の駅で行われているスタンプラリーもやってみようと思います。まずは取手で一つ目のスタンプを押します。

取手から2駅水戸方面に進んだ佐貫で関東鉄道竜ヶ崎線に乗り換えます。


竜ヶ崎線は終点の竜ヶ崎まで途中駅が1駅しかない短い路線です。乗っている時間もわずか7分でした。終点の竜ヶ崎でスタンプを押した後、何をするでもなく乗ってきた列車でそのまま佐貫まで戻りました。

常磐線で再び取手に戻り、今度は常総線に乗り換えます。

こちらの路線は非電化区間ながらも複線という珍しい路線です。終点の下館まで通しで走る列車は少なく、僕が乗った列車も途中の水海道行きでした。

時間もお昼になったので水海道で何か食べようと駅前に出てみましたが、あまりお店がありませんでした。その代わりにあったのがブラジル人向けスーパーでした。中に入ると日本語表記が少なくて、まるで外国にいるみたいでした。ここで小さなパンを買ってお昼ご飯にしました。

複線区間なのはこの水海道まで。ここから先はローカル線ぽくなります。途中の下妻では行き違いの列車待ちで少し停車時間があったのでその隙にちょうど列車が止まったホームに置いてあったスタンプを押すことができました。
下館まで行ってスタンプを押した後、次は真岡鐵道に乗り換えようと思いましたが、次の列車まで1時間以上の待ち時間がありました。駅前をぶらついてみましたがここもやはりお店も少なく寂しい雰囲気でした。

小雨も降って寒いので、駅に併設されているコンビニエンスストアでお酒を買って暖まりました。

真岡鐵道は以前は国鉄真岡線でした。国鉄時代の最後の頃に一度乗ったことがありましたが、その後第三セクターになってからは今回が初めてです。今では週末にSL列車を走らせているので今日も走っていることでしょう。これから乗る列車でも途中のどこかですれ違うはずです。

真岡鐵道では茂木行きの列車に乗りましたが、途中の真岡で10分くらい停車時間があったのでその間に降りてスタンプを押しました。

真岡駅は駅舎がSLの形をしています。駅前にはSLを展示していある施設があるのですが今日は時間がないので立ち寄りません。下館から乗ってきた列車に再び乗り込んで出発すると、2つ先の西田井で先に止まっていたSL列車と行き違いでした。

このまま茂木まで行ってもいいのですが、そうすると帰りが遅くなりそうです。真岡鐵道ではいずれSL列車に乗りたいし、乗ったらどうせ終点まで乗るでしょうから今日は途中の益子で降りてスタンプを押して引き返すことにしました。益子は焼き物で有名な町ですが、町の規模としてはそれほど大きくないようです。観光シーズンになるとそうでもないのでしょうが、今日は天気も悪いので人通りもほとんどありませんでした。

下館に戻る途中で再びSL列車とすれ違いましたが、先頭がディーゼル機関車でお尻に蒸気機関車が後ろ向きに連結されていました。

下館まで来るとすっかり暗くなってしまいました。ここからはもう帰るだけです。スタンプラリーはまだ途中までですが後は大洗鹿島線ひたちなか海浜鉄道なのでこちらはまた別の日に乗りたいと思います。最後に水戸駅でスタンプを押しておそば屋さんでお酒とそばを味わって今日の旅はおしまいです。

ちなみに今日の旅で茨城県内の鉄道路線はほとんど乗ることができました。残るはつくばエクスプレスの守谷ーつくばの間だけとなりました。