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カフェイン水戸R タウンクルーズ

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水戸芸術館の現代美術展「カフェイン水戸R」の関連企画で、「タウンクルーズ」が行われました。今回の美術展には芸術館の中だけでなく街の中にも作品が展示されていて、それらをギャラリートーカーの案内で一緒に鑑賞するものです。
ギャラリートーカーは芸術館の学芸員ではなく一般のボランティアで、普段は週末にギャラリーの中で作品の案内をしています。僕はいつもはひとりで鑑賞しているのですが、たまにはこういう形での鑑賞もいいかなと思い参加してみました。
 
参加したのは9名ほどでしたが、栃木や埼玉などの遠方から来た人もいました。
 
最初は過去に開催されたグラフィティー展で屋外展示された芸術館の駐車場の壁を見つつ、南町の商店街のアーケードに飾られたダニエルビュレンヌの作品を見ました。ダニエルビュレンヌは1996年に最初に見たときから印象に残る展示でしたが、このアーケードの作品は水戸芸術館の所蔵になっているので、その後も時々こうやって展示されるようです。
 
次は南町の裏通りのビルの1階に展示されている山本麻紀子さんの「Mending Mito」という作品です。山本さんの作品はこれまでにも何度か水戸で展示をやっていて、少しづつ形を変えながら長く続いているプロジェクトです。イギリスでも作品を作っていて、今回の作品は水戸に残る巨人伝説「だいだらぼう」とイギリスにもある巨人伝説を合体させたようなユニークな作品でした。
 
ライブハウス、ライトハウスの前にある水戸黄門像で街の案内もしつつ、次は泉町のビルの4階で展示されている増田拓史さんの「水戸食堂」という作品を見学します。これは水戸に住む人に食事に関する思い出を語ってもらい、それを写真と文章で紹介する、という作品です。トーカーさんからは、「食堂」と名前が付いているからお昼時にサラリーマンがお昼を食べに来て、食べられないと知って帰っていく、というエピソードを聞かせてくれました。
 
そして最後に寄ったのが泉町会館の2階の北澤潤 さんの「リビングルーム泉町」でした。その名の通りリビングルームのようにソファがあったりテーブルがあったりして鑑賞している人もくつろいでいましたが、この部屋に置かれているものは皆物々交換でここにやってきたもののようです。展示開始当初は何もなく、だんだんと集まって今のようになっているそうなのですが、物々交換なので次に来たときにはまた違う姿をしているかもしれません。そんなユニークな展示でした。
 
今日の参加者には地元の人も遠方の人もいたり、大人だけでなく子供もいたりとバラエティーに富んでいたので、解説してくれるトーカーさんの話も水戸の紹介だったり子供向けだったりして必ずしも僕自身の興味を引く話ばかりではなかったですが、ひとりで見ていると視点が偏ってしまうから、たまには他の人の話を聞くのも悪くはないと思いました。
 

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