日立さくらまつり

あいにくの雨でしたが、日立でさくらまつりをやっているので久しぶりに日立に行ってみることにしました。
日立は高校時代に通った街でしたが、卒業以来ほとんど足を運ぶことがなくなり、前に来たのがいつだったか覚えていません。でも駅前に降り立つと独特の匂いがします。近くにセメント工場があるからなんだけど、駅も駅前の光景もすっかり新しくなってしまったけれど何よりもこの臭いを嗅ぐとこの工場の脇を歩いて通ってた高校時代を一瞬で思い出します。視覚よりも嗅覚のほうが印象に残るのでしょうか?

それはともかく、駅前から国道6号に至るまでの平和通りが桜並木になっています。天気が悪いのが本当に悔やまれますが、それでも桜はたくさん咲いていました。


今日は歩行者天国になっていて道の両側には飲食物などのテントがでていました。その中から地酒の大観を出している森島酒造のテントがあって、熱燗を売っていたので早速買ってみました。森島酒造は今は亡くなった親戚のおじさんが勤めていたところなので昔から親しみがあります。

お昼ご飯も地元の居酒屋さんのテントから、蟹の入った卵焼きと太巻きをいただきます。

さくらまつりの合間にはちょっと寄り道もしてみました。今は役割が変わって名前も変わっちゃったけど、以前は市立図書館だったところにも行ってみました。高校時代、学校帰りにこの図書館でいろんな本を借りて読んだことを思い出します。椎名誠さんの本に出会ったのもここでした。懐かしくなって中にいた係の人に思わず話しかけちゃいました。

桜はもちろんでしたが、もう一つの今日のお目当ては日立風流物です。今やユネスコ無形文化遺産にもなっています。山車の上で舞台が開き、からくり人形が動いたりくるりと上下に回転する早返りや、舞台ごと展開してまた別の演目が演じられたりといろいろ面白いです。

こちらに動画もアップしました。手持ち撮影で編集もしていないので見辛いかもしれませんが、雰囲気だけでも伝わればと思います。
前半

後半

日立風流物を見終わったらふたたび歩き回りました。日立の蔵元きき酒セットなんていうのもあって、先程飲んだ大観を含む、市内の4つの酒蔵の酒を少しずつ飲み比べることができました。


日立の街もだいぶ寂れてしまいましたが、僕にとっては高校時代を過ごした思い出の街です。今度は天気のいい日にまた来てみたいです。