かんとりーどーろ

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カミスガフィルムクリエイトの長編映画を那珂市中央公民館で観てきました。
カミスガの映画はこれが5作品目です。これまでの作品も気にはなっていたのですが観るタイミングを逃してしまい、今回初めて観ました。今作品にしても上映会方式での上映なのでなかなかタイミングが合わず、最終日になってようやく都合がついたというわけです。
 
映画は、東京でメッセンジャーをやっている若者が、福島に行く途中に道に迷って茨城の西瓜連(すいかずら)村という架空の村に滞在して、町おこしを行おうとする、というストーリーです。出演しているのはほとんどが素人に近い人たちなのでセリフも動きもぎこちないですが、地元で撮影されて地元の人ばかりが出ていますので、映っている景色や話されている言葉には親しみがあります。昨日のまちなかゼミでも講師の方が話していましたが、普段見ている何気ない景色も、スクリーンを通してみるととても素敵な風景になります。そしてそれは映画として作られたことでこの後何年もその映像が残ります。それが映画の持つ魅力なのかもしれません。
昨日の「夜のピクニック」は東京の人が茨城をとって残してくれたもので、今日の「かんとりーどーろ」は地元の人が地元をとった作品です。どちらも魅力的でした。茨城も捨てたものではありません。
 
今日は上映会の最終日ということで、上映後に出演した俳優さんたちが何人も挨拶に来てくれました。劇中に登場した地元のミュージシャンも出て生演奏を聴かせてもくれました。さらにロビーでは出演者のサインもいただけました。
楽しい上映会でした。

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ちなみに、この映画で主役を演じた川﨑優太さんはひたちなか市佐和の出身だそうで、僕の住んでいるところの隣の地区出身なのでした。そして川﨑さんは来週から水戸芸術館で始まる演劇「夜のピクニック」にも出演されます。サインをしてもらうときに、そちらも楽しみにしています、と声をかけました。