オアシス スーパーソニック

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僕の大好きだったイギリスのバンド、オアシスのデビュー前から1996年のネブワースでのライブまでを描いた映画を観てきました。地元の映画館では上映されないので、東京の有楽町にある角川シネマ有楽町まで観に行ってきました。
 
オアシスがファーストアルバムを出したのは1994年でしたが、僕が初めて彼らを知ったのはその直後でした。ちょうど大阪出張中に、今は移転した心斎橋のタワーレコードで推薦盤として紹介されていたのを聴いて買ったのと、その頃観ていたフジテレビの洋楽番組「BEAT UK」で流れていたのを観たのと、どちらが先か忘れましたが、一回聴いてとても気になったのが始まりでした。ファーストアルバムを買ってみたところすでに初来日ライブをやっていたので悔しい思いをしました。翌年に2度めの来日公演があったので、その時は川崎のクラブチッタに観に行きました。この時は一緒に行った友達が遅れたのでライブの開始に間に合わず、途中から入場した記憶があります。それでも、後には大きなホールでしかやらなくなった彼らの、ライブハウスでのステージを観ることができたのはよかったです。
 
1996年には僕自身が初めてイギリスに行き、ロンドンとリバプールに行ってきて、間に特に予定を決めていなかった日があったのですが、リバプールに住む人に、「オアシスが好きならマンチェスターに行ってみなよ!」と言われたので行ったこともありました。その時は特にオアシスゆかりの地に行ったわけではないのですが、いい思い出です。
 
オアシスはその後2009年まで続くのですが、この映画はオアシスの終わりまで描くのではなく、人気が絶頂になった1996年夏までを描くという大胆なものでした。つまりこれはオアシスのバンドの歴史を描いたのではなく、マンチェスター公営住宅に住む兄弟が如何にして頂点まで登りつめたかを描いた作品ということになるのでしょう。今と違ってそれほど個人が動画を記録することができなかった時代ですが、いくつもの貴重な映像を観ることができました。その中にはグラスゴーでのアランマッギーが初めて観たというライブや、初来日時の映像、それに兄弟喧嘩をしてバンドが分裂しそうになる映像などもありました。
 
2009年のフジロックに出演するということでこれも観に行きましたが、その時はまさかこのライブが最後の姿になるとは思いませんでした。
 
オアシスのギャラガー兄弟は、兄のノエルが1967年生まれ、弟のリアムは1972年生まれですが、僕はその間の1969年生まれです。だからノエルは僕にとっても兄貴だし、リアムはいつまでたっても年下の弟になります。そんな同世代のバンド、オアシス。この映画を観て、これまでのオアシスと自分自身のさまざまな思い出がよみがえりました。