今昔雅楽集 七夕の宴

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水戸芸術館雅楽を聞いてきました。これまでも神社のイベントなどで雅楽の演奏を聴いたことはありましたが、コンサートホールできちんと聴けるというのに興味を持ちました。
 
演じるのは伶楽舎(れいがくしゃ)という雅楽演奏グループ。演奏の前にメンバーの方によるプレトークというのがあって楽器の紹介をしてくれたので、その後の演奏の理解が深まりました。とは言いつつもゆったりとしたメロディーなので出だしの方では少し眠気が襲ってきてしまいました。
 
雅楽といえば儀式の音楽とか、格式ばった、といった硬いイメージもありましたが、途中で演者が手拍子を取るような仕草をしたり、実際に踊りだしたりと意外と楽しむ要素もあるのだと思いました。
 
途中には「竽(う)」という「笙(しょう)」をひと回り大きくしたような楽器のソロ演奏があったのですが、これなんかは現代のシンセサイザーの音かと思えるような浮遊感のある音だったのが驚きでした。
 
元はと言えばペルシャや中国から伝わったという楽器を平安時代の衣装を着た演者が演じているのを聴くのは時間や場所を超えた異空間でした。
 
貴重な体験でした。