この映画の良かったところをあげますが、以下はまだ見ていない人にとってはネタバレになってしまいますのでご注意ください。
まず監督が「トレインスポッティング」のダニーボイル、脚本は「ノッティグヒルの恋人」「ブリジットジョーンズの日記」のリチャードカーティスというイギリス映画で、主な舞台もイギリスなので、セリフもイギリス英語なのがとても心地よかったです。
主人公の売れないミュージシャンが学生時代に歌ったのがoasisのワンダーウォールでした。ビートルズが消えた世界では、oasisも存在していないことになっていました。ビートルズがいなければoasisもいなかった、ということでしょう。でもローリングストーンズやシラブラックはいました。何があって何がいないのか、主人公にしてみれば一体どうなっているんだ、と思いますね。
Liverpool John Lennon Airportは、Liverpool International Airportになっていました。ロゴデザインもそれっぽくてリアルでした。
ストロベリーフィールド、ペニーレインは当然僕も行ったことはありますが、しばらく行っていない間にまた少し変化があったようなので、また行きたいです。
主人公が泊まったホテルは、外観はPort of Liverpool Buildingでしたが、そこはホテルではなかったはず。ロビーや部屋はどこでしょうね?ハードデイズナイトホテルの部屋なのかなとか思いました。
主人公と恋人が踊るマージートンネルは、通行量が多いので道路の真ん中で踊っちゃって大丈夫なのかと心配しちゃいました。エンドロールでちゃんと協力者の名前にマージートンネルの名前があったのでちょっと安心です。無許可で撮るわけないですよね。
ライムストリート駅はもちろん何度も利用しましたが、カフェは入ったことはありません。でも次に行ったら入ってみたくなります。
故郷のホテルの屋上で「ヘルプ」を歌うシーン。ジョンレノン自身も人気が出すぎて無意識に助けを求めて作った歌が、この映画の主人公の気持ちに重なっていました。
その後、ホテルの部屋にビートルズのことを知っている人物が現れますが、主人公のことを脅すのではなく、ビートルズの歌を残してくれてありがとう、と伝えるシーンは安心してホッとしただけでなく、理由はわからないけど同じ体験を共有しビートルズを愛する仲間ということがわかり、嬉しくなりました。
そしてある人物を訪ねるとよい、と言われて訪ねた先に誰がいるのかと思ったら78歳のジョン!この映画のイギリスでの公開は去年だから、1940年生まれだったら78歳なのですね。ファッションは1969年から70年くらいでしょうか。でも顔にはシワがたくさんでていました。おもわず涙が出そうになりました。
そして最後はジョンレノン、ポールマッカートニー、ジョージハリスン、リンゴスターのビートルズの曲だということを公表する主人公。自分で作った曲だと嘘を言い続けるのはやっぱり見ている方も苦しかったので、ちゃんと告白してよかったです。
とりあえずこの辺で。あとでまた思い出したら追記するかもしれません。