「イワンのばか」

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水戸芸術館での演劇。当初は見る予定はなかったのですが、専属劇団員の遠島立夫さんがこの公演を最後に劇団を去る、という話を聞いたので、それなら見に行かないわけにはいかないと思い見に行ってきました。
 
この舞台は昨年もACM劇場で上映されたものでした。昨年のは見ていませんが、「ACMファミリーシアター」というタイトルが付いているように子どもでも理解しやすいような構成になっていました。
 
でも子ども向けといってもばかにはできません。なんで戦争をするの、という根本的な疑問を抱いたイワンが戦争をやめさせるために動く姿は大人にも考えさせられました。
 
BGMはタイトルにちなんでかビートルズの「The Fool On The Hill」のアレンジカバーがかかり、王様の入場時にはフランス国歌と思いきやまたもやビートルズの「All You Need Is Love」のカバー。これだけでもビートルズ好きとしては気分がよかったのですが、クライマックスではまさかのジョージハリスンの「What Is Life」で、ご機嫌なギターリフから始まるカラオケで歌詞を変えた歌を登場人物が歌う、というなんとも嬉しいものでした。
 
遠島さんはこの作品の演出も担当しているし、ストーリーを観客に説明する役目の悪魔役として冒頭に登場しました。
最近は演出としての活動が多く、久しぶりに舞台上で演じる姿を見ることができてよかったです。
 
終演後は出演者がロビーに出て見送りをしていたので、遠島さんと写真を撮り、せっかくなのでパンフレットにお名前を書いてもらいました。

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それからお馴染みの小林裕介さんはインパクトが大きいイワンの兄の妻役でした。

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