チョコレートゲーム

岡嶋二人の2冊目を続けて読み終りました。先日までロブライアンの犯罪小説を読んでいて、あまりにもスプラッターな展開に辟易していたので、国内の身近な世界で起こる出来事がたとえ殺人事件であろうともほっとしながら読むことができます。前回書き忘れましたが、舞台になっている時代が昭和50年代なので今読むとちょっと古くさいところがない訳ではないけど、僕も宮部みゆきとか有栖川有栖とかを読む前まではこの時代の小説をたくさん読んでいたので、ちょっと懐かしく思いながら読んでいました。ちょっと前までは携帯電話が出てくる小説を読み慣れなかったので、とても現代的だなあと思っていたのですが、今はもう逆の感想が出てきます。携帯電話もコンビニエンスストアもなかった時代、それはそれで幸せだったと思います。

さて、岡嶋二人のこの小説も最初は競馬とは関係ないのかなと思っていたらやっぱり関係があるのでした。

チョコレートゲーム (講談社文庫)

チョコレートゲーム (講談社文庫)