名もなき毒、99%の誘拐

岡嶋二人の本をもうすぐ読み終りそうなので、お酒を買いながら宮部みゆきの新刊を買ってきました。
久しぶりの現代物で、「誰か」の続編とのことです。朝日新聞のサイトでみゆきさんのインタビューの記事を読みましたが、現代物はもうあまり書かないそうです。確かに現実の世界であまりにも考えられないような事件が起こるのですから、ミステリを書きにくいという話もなるほどと思います。時代物やファンタジーより、現代物が好きなだけにちょっと残念ですが、仕方がないですね。

朝日新聞の記事はこちら。
http://book.asahi.com/clip/TKY200609200450.html

名もなき毒

名もなき毒



そして、つい先程読み終ったのがこちらです。

99%の誘拐 (講談社文庫)

99%の誘拐 (講談社文庫)

先の2冊と違って競馬の話は出てきませんでした。とても緊迫感のあるストーリーで、一気読みです。2つの誘拐の話が出てくるのですが、事件による直接の犠牲者がでないというのも、後味が悪くならない要因でしょう。コンピュータの話が出てきて、多少の古くささはでているのですが、それはあまり問題にはならないでしょう。