ひとがた流しドラマ

北村薫原作の本がNHKのドラマになったので見てみた。土曜日の夜に3回連続で放送の今日が3回目で最終回。
本は読んだ時にとても感動したけど、ドラマになってその感動のイメージが壊れないか半分心配でした。
結果は、NHKらしい落ち着いた演出で、本を読んだ時のイメージが損なわれなくて安心しました。
ただし、主人公が病気になった時、テレビドラマだからはっきりとわかりやすい設定が必要なんだろうけど、本では具体的な病名は出ていなかったのでその点はマイナス。具体的に書かずに読者に想像させるのは北村薫のうまさだろう。あくまでも本は本、ドラマはドラマと割り切ることが必要。
それから、演出はよかったけど、俳優達の演技はイマイチだったかも。