松本清張記念館

松本清張は小倉生まれということで、小倉城の近くに記念館がある。僕は「点と線」とか「砂の器」くらいしか読んだことがないのであまり熱心な読者じゃないから、この記念館の存在は知っていても今まで入ったことがなかった。でも推理小説好きとしてはやはり気になっていて、今日はちょっと時間があいたので、行ってみた。
中は年譜のほか、東京にあった自宅の一部が再現されていて、膨大な書庫や仕事場をのぞき見ることができる。推敲の跡が残る生原稿などはやはり迫力がある。芥川賞受賞作の「或る『小倉日記』伝」は、小倉に一時期住んでいた森鴎外のことを書いた小説で、その森鴎外が住んでいた家というのも小倉の繁華街の中にあって一般に公開されている。こちらも先日行ってみたばかり。松本清張も、小倉ゆかりの森鴎外のことが、やはり気になっていたのだろう。