心斎橋飲み歩き

大阪に出張中。とは言っても夜勤が多いのでなかなか大阪の夜を楽しめない。でもこの日は夜勤がなかったので心斎橋で飲み歩き。泊まっているホテルも心斎橋なので遅くなっても平気。
今回は、太田和彦「居酒屋味酒覧」に載っている心斎橋のお店3軒をはしごするのだ。

1軒目は周防町通りからちょっと入ったところにある「上かん屋」。
居酒屋というよりはちょっと品のよい料亭のような感じのお店だけど、もともと割烹料理屋さんの一角を居酒屋に改造したそうで、まだ開店したばかりで客が誰もいないからちょっと緊張する。こういうお店に入るのはまだまだ経験が足りないなあ。
最初の一杯は生ビール。おつまみはおからのコロッケときずし。ビールにコロッケ、きずしは日本酒で食べようと思っていたけど、先にきずしが出てきてしまい、突き出しとともにちびちび食べる。コロッケが出てきた頃にはビールを飲み終わってしまったのでビールをもう一杯頼む。コロッケは揚げたてのあつあつでビールがおいしい。
コロッケとビールの後は熱燗。お店の人にお勧めの、と頼んだら菊正宗だったかな。あまり大手のものは好まないけど、まあいいや。すずのちろりは雰囲気があっていいねえ。最初は一人だったけど飲んでいるうちにお客さんがどんどん入ってきてすぐにカウンター1席を残して満席になってしまった。割烹料理屋さんだけに煮物なども気になるけど、酒を飲み終わったところで店を出る。



2軒目は、宗右衛門町の「船越酒店「渉」」。前回心斎橋に来たときに入ろうと思ったけど閉店時間を過ぎて入れなかったお店だ。
入ってすぐにカウンターが並ぶ小さなお店。料理は主人がひとりで作っているからか、食べ物は少し時間がかかると言われたが飲むのが中心なので構わない。日本酒のリストは横長の紙を折り畳んだものにずらりと並ぶので迷う。名前の通り酒屋さんが経営する居酒屋なのだろうか?あまりにもたくさんの酒があるので、ここでもお勧めにしてもらったら、出てきたのは「瓣天娘」という銘柄。突き出しが2品出てきたので、他におつまみを1品頼んだだけで十分味わうことができた。熱燗は木の桶にお湯を張ったものにすずのちろりで出てきた。



続いて3軒目は、前にも来た清水通りの「わのつぎ」。着物姿の女性を見ていると日本酒を飲みたくなるけど、メニューに琥珀エビスがあったので最初はビールにした。実は今日はエビスビールが出来て120年の記念の日なのだそうだ。だからエビス。僕は日本のビールの中ではエビスが一番好き。あくまでも日本のビールの中では、だけど。そして2杯目は熱燗。ここの熱燗は、木の箱にお湯を張ったもので出てくる。そういえば、何の銘柄を頼んだかは忘れてしまった。

わのつぎ http://www.wanotugi.jp/


そして最後にもう1軒、昼間アメリカ村を歩いていて気になったロックバーに入る。その名も「merseyside mojo bar」。名前からして60年代のイギリスを感じさせる。BGMはローリングストーンズだったけど、リクエストでいろんな曲をかけるみたい。ラトルズまでかかっていた。飲み物は、メニューに僕の好きなイギリスのビター、Tetley'sがあったので頼んでみたけど品切れとのこと。メニューには載せているものの最近日本に入ってきていないんじゃないかな?代わりに頼んだのは冷蔵庫に入っていたBoddingtons。そして、、、あれれ、他に何かを飲んだような気がするけど忘れてしまった。ということでこの日はおしまい。

mojo bar http://www.mojo-mystery-trip-bar.com/