「アンサンブルズ2010-共振」

水戸芸術館での大友良英の展示。展示と言っても物というよりは音を感じる展示。会場には古いポータブルのレコードプレイヤーを中心に、ドラム、ピアノ、ラジオ、携帯用CDプレイヤーなどがたくさん展示されて、電気仕掛けで自動的に回転したりして音を発していた。展示もそれぞれが1台だけというわけではなく、ウォーホルの版画のリピート手法を用いたかのように、同じ型のプレイヤーを何台も並べているのは壮観だった。
特に面白かったのは第7室。薄暗い部屋の中にレコード、カセットテープ、CDなどが部屋の壁や中央の小屋のような物にずらりと並べられていて、この中にたくさんの音が詰まっているのだなと思うと頭の中が音楽で満たされていくようだった。

今回の展示は外にも作品があった。噴水の中にラジカセやらレコードプレイヤーやらが置いてある。
今日は天気が良く、噴水には虹が見えた。

展示会の案内はこちら。
1月16日まで開催。
http://www.arttowermito.or.jp/art/modules/tinyd0/index.php?id=14



芸術館のタワーの足元、ちょっと面白く見えたので写真に撮ってみた。