London

今日は久しぶりにロンドン観光をする。Liverpoolには何度も行っているけど、Londonを通らないで行くことが多く、実はLondonはあまり観光したことがない。今回はVirginで行くので、この機会に1日だけロンドンに滞在しようと思った。

今回行こうと思ったのはWestminster Abbey(ウェストミンスター寺院)。
ここに行ってみたいと思ったのは、ダイアナ皇太子妃の葬儀を見てからだ。ちょうどイギリス好きが高じてイギリス好きの友達の集まる会(イギリス研究会)の仲間に入れてもらい、その集まりに初めて参加しようと大阪に住む友達を訪れていたその日、ダイアナがパリで交通事故で亡くなってしまった。その日は僕の誕生日の翌日でもあったのだが、なんとも強い衝撃を受けた日になってしまった。その1週間後に葬儀が行われた場所がこのWestminster Abbeyだった。

ホテルはチェックアウトしたけど、夕方まで荷物を預かってもらうことにした。Paddingtonからは地下鉄で行こうかと思ったが、ロンドンの地下鉄は今はとても高くなり、初乗りが4ポンドもする。オイスターカードというのを持っていればもっと安くなるのだろうが、そう度々ロンドンに来る予定もないので持つのも躊躇していて、ちょうどWestminsterに行くバスのルートがあるのを発見したのでバスで行くことにした。バスは地上を通るので乗っていても楽しいはずである。バスのチケットは乗車前に買う決まりになっているようで、バス停にあった券売機で2ポンドのチケットを買った。地下鉄よりも安くてよかった。


バスはロンドン一番の目抜き通り、Oxford Street, Regent Streetなどを通っていく。道路の上にはたくさんの飾り付けが見える。夜になるときれいだろうなあ。Oxford Streetは、初めての海外旅行で地下鉄を出て目にした街。もう14年も前になるのか。

少しは街を歩いてみないと、と思い、Westminster Abbeyまで行かずに、途中のHorse Guardsの前でバスを降りた。
このあたりにイギリスの首相が住むDowning Streetがある。さすがに家の前の道路に気軽に行くことはできず、鉄の門で封鎖されていて警備が厳重に行われていた。


さて、お目当てのWestminster Abbeyに到着した。

見学料は15ポンド。日本語の音声ガイドを聞きながらぐるりと中を見学した。ダビンチコードでもこの寺院が舞台になったけど、中の撮影は拒否されたんだったか。ちなみに普通に観光で入っても撮影は禁止。1時間以上かけてじっくり見学した後は、すぐ近くにある国会議事堂、Big Benを見に行く。といっても中に入るわけではなく外から眺めるだけ。Big Benのすぐそばを通る橋、Westminster BridgeからBig Benの写真を撮っておきたかったのだ。


ちょっとお腹がすいてきたので、近くにあるパブに入り、何はともあれビールと、フィッシュパイを頼んだ。


パブの近くに、今は観光用にわずかに残されたかつてのロンドンバス、Route Masterが停まっていた。このあたりから出発するらしい。


休憩の後、ロンドンで唯一壁に大きなネオンサインがまぶしく光るPiccadilly Circusで写真撮影をしてみた。露出を変えてみたり、わざとシャッタースピードを遅くして、バスや人を動かしてみたり。


そうこうしているうちにだんだんLiverpoolへ向かう電車の時間が近づいてきた。再びバスでPaddintonまで戻り、荷物を受け取り、今度は地下鉄でEustonへ向かう。ロンドン市内をぐるっと回るCircle Lineに乗ったつもりが、どの電車も次の駅で乗換が必要となり、乗り換えた電車もなぜか次のBaker Street駅で一時停止。全部で4駅しか乗らないのになかなか前に進まない。これがロンドンの交通事情なのだろう。

なんとかEustonに着いたが、Liverpool行きの電車までは少し時間がある。駅の中のカフェでパイと紅茶を飲んで一休み。20分くらい遅れてLiverpool行きの電車に乗った。

Liverpoolまでは約2時間。ロンドン出発時の遅れは結局そのまま回復も拡大もしなかったようだ。ホテルは前回と同じく、Lime Street駅の近くのThe Liner。チェックイン後、用事を済ませて街に出てみたが、今日はどうやらどこも早じまいするらしい。パブも閉まりかけていたのでそのままホテルに戻った。