この日は小名浜でのボランティア活動。内容は永崎地区で津波の被害にあった個人宅の畳の片付けや庭の砂出し。
作業場所まで案内してくれたのは、永崎地区のかまぼこ工場で働いていると言うボランティアセンターのスタッフの方。作業内容の説明の際に、もし津波が来た場合の高台への避難ルートを説明してくれた。地震には慣れたが、津波の経験はないので真剣に聴いた。
この日の作業は5人のチーム。僕以外の4人は栃木県の同じ会社に勤めるグループで、会社ぐるみで交代でボランティア活動に参加しているとのことだった。
最近はほぼ隔週でボランティア活動に参加している。
普段の生活では知っている人との会話が中心となるが、災害ボランティア活動では初対面のボランティア仲間と会話をするし、地元の方からは当事者ならではの話が聞けるのでとても貴重な社会勉強になる。肉体労働系の作業がほとんどなので、普段の仕事では使わないような筋肉も使うが、それだけではなくボランティア仲間との会話も普段使わないような脳の動きを感じて新鮮。ボランティア活動は半分は被災者のためだが、もう半分は自分のために思える。
帰りはまた湯本に寄り、前回行ったのとは別の共同浴場「さはこの湯」に入ってきた。硫黄の匂いが立ちこめる本格的な温泉。
昼はボランティア活動に参加し、夜は居酒屋巡り、帰りは温泉と硬軟取り混ぜた贅沢な社会勉強です。
いわき市ではまだまだ人手が必要とされていr。こうれからも暇がある限りいわき市に通おうと思う。
永崎地区の津波の痕。