いわき街ぐるウォーク

この日は夜のお楽しみが待っていた。
いわき駅前の飲食店で飲んで食べて5軒回ることができる、「いわき街ぐるウォーク」というものに参加するのだ。

チケットは前売りで3,500円。1軒あたり700円でお酒と料理が出るのだから、かなりお得。しかもチケット制だから気軽にお店に入ることができる。
昼間の暑さが夜のビールをさらにうまくする。チケットに書かれたお店の紹介と出される料理の一覧を見てかなり迷った末に、次のように回ってきた。


1軒目、「磯」 生ビールと目光の唐揚げ、サンマのポーポー揚げ、それときのこ、油揚、糸こんの小鉢。生ビールは1杯がチケットで、それでは足りなくて2杯目は追加料金で。ポーポー揚げとは何かと聞いたら、漁師が船の上で作る料理で、さんまのつみれを船の上の煙突とかにくっつけて焼いたものがルーツで、このお店では焼くのではなく油で揚げたものを出すのだそうだ。隣の人も街ぐるのチケットを片手に飲んでいる。



2軒目、「すし田村」ここでも生ビール、そしてカツオ刺し。



3軒目、「和(なごみ)」まだ生ビールが飲みたい。生ビール(グラス)、刺身、豆腐サラダに小鉢。



4軒目、「こけし」でここから日本酒に切り替える。通常メニューではいわきや浪江の酒もあるようだったけど、街ぐるウォーク用のメニューは会津の泉川だった。


そして5軒目はバー「フレール」で気分転換にジントニックを。このバーは開店から40余年、いわきでも古参のお店ではないか、とのこと。いわき弁も茨城弁も大して変わらない。他に客がおらず、マスター夫妻の話(主に奥様の方の話しが多かったが)を気兼ねなく相づちを打ちながら楽しく聞かせてもらう。


お店の外にあるメッセージも心温まる。




街ぐるウォークは7月1日から7日まで開催されている。始めは5軒回るのに、6日と7日の2日間かけて回ろうかと思っていたが、ビールが進んで1日で回ってしまった。

そして勢いは止まらず、すでに何度か足を運んでいる「バーカルテット」に入り、ジンリッキーズブロッカまで飲んでしまった。