がんばっぺ!いわき復興祭

いわき市の21世紀の森公園で10月1日、2日に開催されるいわき復興祭に行ってきた。
本当は昼間にボランティア活動を行って夜にいわきに泊まるつもりでいたのだが、ボランティアセンターの今日の活動はお休みとのこと。代わりに何をしようかと思ってこの復興祭に行ったのだ。ボランティアですっかりお馴染みになったいわきだが今日はいつもと違う気分。でもこんな風に気楽に行ける日が日常となることを願っていたのだから今日は楽しもう。

会場は車の乗り入れが禁止なので、まずは車を置きに市役所へ。市役所の駐車場はいっぱいだったので近くの県合同庁舎に行く。こちらは災害派遣従事車両証明書をもらいに行ったところだ。市役所からは会場までの無料バスで行く。

この復興祭は、いわきの大物産展、いわき産業祭、いわき踊りなどの例年の行事がいつも通りできなかったものを一堂に集めて復興のお祭りとして楽しもうと企画されたもののようで、会場はこれまでずっと我慢していたものがはじけたような気分で溢れていた。

個人的には全国キャラバンを行っていたスパリゾートハワイアンズフラガール総勢28名が全員集合するステージを見てみたかった。

まずは大物産展を覗いてみる。いわき地方や縁のある土地のおいしそうなものが所狭しと売られている。何にしようか大いに迷ったが、最初に買ったのは川内村のそば。川内村原発事故の影響で住民の避難を余儀なくされている村だ。これは応援したい。そして一緒に小名浜のかまぼこも一緒に。

フラガールのステージが始まる時間にメインステージに移動した。
フラガールの全国キャラバンは僕の勤務する会社のお祭りにもやってきたのでそこでも見たが、その時は7名のフラガールによるステージだった。スパリゾートハワイアンズは今日から営業再開。そしてキャラバンもこの復興祭の会場がファイナルとなる。まさに里帰り公演だ。
最初に出てきたのは男性のダンサーによるファイアーステージ。火のついた棒を振り回しながらのダンスは迫力がある。

そしてついにフラガールの登場。ステージを埋め尽くす踊りを見ていると涙が出てくる。










フラガールのステージが終わった後は再び物産展会場へ。
ジェラートを食べたり海鮮たいやきを食べたり。

うにの貝焼きも食べてみたいがちょっと肌寒くなってきたのでかに汁を食べてみた。かにの足がどんぶりからはみ出ているのが迫力がある。


会場を回ってみると、勿来でボランティア活動を行ってきたときに手伝いにきていた山口県宇部市や、小名浜ボランティアセンター、ガレキ撤去の手伝いをしにいった久ノ浜地区で活動している団体などのテントがあった。これまでのボランティア活動の思い出がよみがえる。

次の見所はいわきおどり。例年であれば夏に踊るものだそうだが今年は夏祭り自体がおこなえなかったので、この会場で踊るのだそうだ。このおどりにもフラガール常磐興産や、小名浜ボランティアセンター、JR東日本水戸支社(いわき地方も水戸支社の営業範囲なのだ)などおなじみの名前が目につく。

いわき踊りは「どんどん、どどど、どんわっせ」という音頭のかけ声に合わせて、3歩ずつ右斜め前方に進んだら次はまた3歩ずつ今度は左斜め前方にというようにジグザグに進みながら、手を振って3歩目には手を挙げていくというだけの、結構シンプルなものだが、それを20分くらいぶっ通しで踊るので、意外と疲れそうだ。でもやる方も見る方もみんな楽しそう。

すっかり暗くなった頃に会場を後にした。

いわき駅近くの書店で、注文していたいわき民報社の震災写真集を受け取り、ホテルにチェックインした後は、久しぶりにいわきで飲み歩き。
最初は浜料理の「肴」で日本酒。




2軒目はアイリッシュバー、シネイ。

最後に寄ったBar Quartetでは、店のスタッフやお客さんたちが復興祭2日目のいわき踊りに出るらしくて、僕も一緒にどうですか?と誘われたのだが、残念ながら明日は家に帰るので参加できない。