いわき さはこの湯、石炭・化石館 ほるる

12月の東北月一訪問プロジェクトは最後の最後になってようやく実現した。
11月に引き続きいわき市。年末だし温泉に入ってこようということで、湯本の共同浴場「さはこの湯」に行ってきた。

前回ここに来たのはいつだったか、ちょっと時間が開いたが、さはこの湯の近所の家が何軒か取り壊されていたようで周りの風景がちょっと違って見えた。

もともとそれほど大きくないお風呂は大混雑で、湯に入るのにちょっと時間がかかったが、入ってしまえばそんなことも気にならずにのんびりできた。


湯から上がった後は、車を止めたいわき市石炭・化石館 ほるるに行ってみた。

前回は震災で休館していて再開した直後で、その時は夕方だったのでゆっくりと見学することができなかったので、改めて落ち着いてみてこようと思ったのだ。

いわきと言えば常磐炭田があって石炭で栄えた街であるが、フタバスズキリュウという恐竜の化石が発見されたことでも有名なところでもある。石炭と化石、どちらも地球の太古の歴史を感じさせるものである。

館内の天井に吊るされた骨格模型の迫力もすごいが、個人的には石炭採掘の歴史の方が人間の生活の歴史が感じられて面白い。
エレベーターが模擬坑道の入り口になっていて地下に潜って行く感じを出している。
そして中には石炭が発見されてから閉山するまでの各時代の採掘の様子が人形を使って展示されている。




前回訪れて興味を持った昭和44年9月のカレンダーは今もまた展示されていて、自分が生まれた頃の世の中の様子を垣間みることができた。

最後の売店で、いわきの産業遺産についてのガイドブックを購入したので、今度は実際に野外に残された石炭遺構を訪ねてみたいと思う。