宮城県秋保温泉、閖上側溝捜索活動

東北に最後に行ったのは去年の9月、お手伝いに行ったのはさらに遡って6月とだいぶ間が空いてしまいました。この正月休みにはどこかの温泉にでものんびり入りたいなあという思いと、お手伝いにも行きたいなあと思い、1月3、4日にその両方を実現することにしました。

行き先は宮城県秋保温泉。そして翌日は名取市閖上地区で行われている側溝捜索活動にも参加してきました。

3日に泊まったのは蘭亭というホテルです。楽天トラベルでは1万5千円でしたが、溜まっていたポイントを使ったので宿泊料は実質無料でした。
家を11時ごろに出て、ホテルには15時くらいにつきました。早速温泉に入ります。


温泉の後はホテルのオリジナルビールというものを買って部屋でのんびりと読書をしていました。

実は今回の宿泊プランは1泊朝食付きのプランで、夕食はついていませんでした。ホテルの中で食べるところはあるのだろうか、外で食べるところがあるのだろうか、というのが若干気になっていました。ホテルの中には居酒屋があるのはあったのですが、なんと1月3日までは休業、他にはカラオケスナックみたいなのがあるばかりでした。仕方なく外に出てお店を探してみましたが、秋保温泉には温泉街のようなものはあまりないようです。ふらふらと歩いていて見つけた居酒屋になんとか入り込み、メニューはあるものの5千円の予算でお任せ料理、という形で注文し、しかし珍味過ぎて最後は若干気持ち悪くなりながらお店を出ました。最後は結局コンビニでお酒とおつまみを買い込んでホテルの部屋で飲み、寝る前に再び温泉に入りました。



翌4日は、ホテルで朝食を食べた後に、名取市閖上にある旧閖上中学校に集合しました。秋保温泉からは30分ちょっとくらいでしょうか。6月に参加して以来のSTEP側溝捜索活動です。以前はゲリラ活動として少人数で行っていましたが、今はゲリラの名を外していました。その後も活動報告だけは定期的に読んでいて、参加人数も増えているのを聞いていましたが、自分がなかなか参加できずにもどかしい思いをしていました。そしてやっと個人的には2回目の活動に参加することができました。この日は30人近くの仲間たちが集まりました。中にはスコップ団で一緒の人もいて心強かったです。

今日の活動場所は、元の保育所があったところの近くでした。側溝捜索と言っても側溝自体が土砂に埋もれてしまっているので上にかぶさっている土砂を取り除きます。そして側溝が見えてきたと思ったらその側溝が地震の際の圧力のせいなのか壁の部分が倒れて側溝部分が押しつぶされています。周りの土砂を崩したり掻き出したり格闘しながら側溝の中の土を掘り起こします。


掘り起こした土砂を今度は熊手で何か行方不明者の手がかりになるるようなものはないかを探します。最後は掘り起こした土砂を再び側溝の中に戻します。

この日は天気はよかったものの風が強く、閖上地区には風を遮るような建物が何もなくなって吹きさらしのためとても寒かったですが、仲間と一緒になってツルハシやスコップをふるっていると気持ちの上では温かくなりました。

この日の活動報告はSTEPのブログに記載されています。



しかし、久しぶりにスコップを持った活動を行い、腕や手が痛くなってしまいました。もう少し頻繁に活動に参加しなくては行けないなあと思いつつ、仕事の都合でまたしばらくは参加できないのがもどかしいです。休みが取れたらまた参加したいと思います。


これは、今日の活動場所の近くにあった震災前の様子を記録した説明板です。