Bob Dylanのライブには10数年前に2回ほど行った記憶があるけど、その時の会場は東京国際フォーラムとNHKホールでした。今回、単にBob Dylanのライブだったら行かなかったけど、ライブハウスツアーということなので、久しぶりに行ってみることにしました。
しかし当初発表された日程には土日のライブがなかったので金曜日のチケットを買いました。ところが後になって土曜日が追加されたのでチケットを買い直し、金曜日の分は友人に譲りました。
最近続々と来日する他のベテランアーティストと違って、Bob Dylanのライブにオールタイムヒットソングを期待してはいけません。仮にやったとしてもオリジナルとは大幅にアレンジしているので、曲が始まってもあの曲だとは気がつかず、途中になってやっと、あああの曲かとわかるのです。だからBob Dylanのライブでは曲そのもののリズムや歌声を楽しむのです。
事実、今回のライブは2部構成だったのですが、その2部とも知ってる曲はやらなかったと思います。まあ僕も最近のアルバムは聴いていなかったので、予習不足だったのですけどね。
今回のライブ会場はお台場のZepp DiverCity。初めて行くところでした。16時ごろに会場に着くとちょうど入場を開始したところでした。今日のライブはやたらと早い時間の夕方5時スタートなのです。入場時にドリンク代500円を払い、グッズ売り場ではツアーパンフを買い、ドリンクはビールを飲んだのですが風邪ひき後の初ビールだったのでとてもマズイと思いました。もともとあまり好きではないスーパードライだったからかどうかはわかりませんが。
ライブはほぼ定刻通りにスタート。Bob Dylanは上下白のスーツです。バックバンドを従え本人は楽器を持たずにスタンドマイクで歌います。曲によってはハーモニカを吹いたり、ピアノを弾いたりしますが、なぜかギターは持ちません。ちなみにピアノも立って演奏します。それでもこれまで見たライブよりもずっとBob Dylanの歌う姿が見られてよかったです。
曲は先ほども書いたようにほとんど知らない曲ばかりでした。基本的にはブルーズでしたが、ウッドベースやスチールギター、バンジョーなども出てきました。ステージ演出もほとんどなく、曲紹介もメンバー紹介もありませんが、Bob Dylanが歌う歌そのものを楽しむというただそれだけです。
1部、2部とも50分くらいで終わったでしょうか?2部の最後の曲はところどころ聴き取れた歌詞から想像するともしかしたらJohn Lennonトリビュートの曲だったかもしれません。その曲が終わり一度袖に入った後に演奏した2曲はさすがに知ってる曲、All Along The WatchtowerとBrowin' in the Windでした。もちろんオリジナルとは違うアレンジですがね。
全てが終わって会場を出るとき、先ほどのJohn Lennonトリビュート曲が入ってるアルバムを買って帰りました。始まりが早かったせいで、終わってもまだ7時半でした。
そういえば今日は結局最後までとうとう一度もギターを弾かなかったことに驚きました。
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補足:後でTempestのCDを聞いたり、他の人のブログ等を見てたら、第2部最後の曲は多分違う曲のようです。でも歌詞に「Shake up baby, Twist and shout」とか出てきたらそう思うじゃないですか!