いわき、小名浜

日曜日に楢葉町に行くことにしたので、前日に久しぶりにいわきの小名浜に泊ることにしました。

時間に余裕があったので自宅から6号国道を北上していわきまで行きました。いわき市に入ってすぐのところにある「そばの駅 楢葉九面」に立ち寄ります。このお店は福島の原発事故の後の浜通りの様子を取材した岡映里さんの「境界の町で」という本に出てたお店です。楢葉町から避難された方が開いたお店だそうです。初めて来てみましたが、とろろ蕎麦をいただきました。

その後はいわき回廊美術館へ。美術館と言ってもいわゆる建物の中に作品が展示されているわけではなく、現代美術家の蔡國強のコンセプトを具現化したもののようです。屋外に板張りの回廊があってそこに写真や絵が展示されていたり、ステージがあったりしました。きっと何かのイベントがあるときに来ると楽しそうです。


さて、小名浜に泊るのは3年前にボランティア活動で来て以来です。最近気になる居酒屋が出来たとので一度来てみたかったのでした。

ホテルにチェックインした後その居酒屋の前を通ってみましたが、まだお店を開ける気配がなかったので、別のお店に行くことにしました。以前気になってiPhoneに店名のメモが書いてあったのを思い出して行ったのは「みみずく」というお店です。

まだ他のお客さんはいなかったのですが、ここでは生ビールを飲みつつ何を食べようかと冷や奴を注文したところ、えみちゃん豆腐なるものを勧められてこちらを注文してみました。出てきたのはあつあつの豆腐で、特製のたれがかかっていてビールが進みます。くせになりそうな味でした。


2軒目に先ほどのお店に行こうと電話してみましたが、予約で一杯とのこと。今回はその居酒屋に行くのを楽しみにしていたのでちょっと残念でしたが、気を取り直して、ボランティア活動に来ていたときによく行った「串九」に行きました。

ここでは日本酒です。いわきの地酒「又兵衛」を飲みます。お通しに鯖の味噌煮が出てきたのでこれだけで酒が進みます。

お通しだけで済ますわけにもいかないので、料理は厚焼き玉子を頼み、お酒は今度は熱燗でいただきました。


さて、ホテルに戻りつつ諦めきれずに電話したお店にもう一度行ってみて覗いてみると、カウンターに空席があり入ることができました。今年の夏に開店したばかりの「MUME」というお店です。

モダンな内装ですが、魚も日本酒も揃っています。郡山のお気に入りの酒蔵で作っている「田村」を炙りしめ鯖といただきました。


すでに3軒目なのでこれだけでお腹いっぱいになってしまったのが残念でした。