音楽劇「星の王子さま」

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水戸芸術館で音楽劇「星の王子さま」を見てきました。
星の王子さま」はもちろん本で読んだことがあり、哲学的な内容で好きな本の一つです。それがどんな風な舞台になるのだろうかと興味津々でした。でも随分と長い間読んでいませんでした。家にあった本を引っ張り出して再読し、演劇を観る直前に読み終えて劇場に入りました。
 
この劇を演じる主な俳優は3人。それに音楽を演奏する2人と、途中で出てくる子どもたちによるコーラス隊が加わります。
舞台上のセットもとてもシンプルでしたが、それが却って想像力を広げてくれます。
 
飛行士が小さい頃に描いた、普通の人が見ると帽子に見えるけど、本当は象を飲み込んでしまったウワバミの絵。この絵を見て一発でウワバミの絵なんかいらないという王子さま。
王子さまのリクエストでヒツジの絵を描いたら気に入ってもらえなくて、ヤケクソになって羊が入った箱の絵を描いたら、それが欲しかった絵と喜ぶ王子さま
「かんじんなことは目に見えない」ことを教えてくれるキツネ。
心に沁みます。
 
そして時々挟むユーモア。ご当地向けに、千波湖の白鳥を捕まえてきて、と客席に向かってセリフを言うシーンもあったりしてあっという間の2時間でした。
 
 
終演後は出演者を囲むプレミアムトークショーも開かれました。
私服に着替えた3人から稽古中のエピソードや水戸の居酒屋で飲んだ話などを聞くことができました。
伊礼彼方さんは心まいがお気に入りの様子。一人で飲みに行ったそうです。お店の名前がうろ覚えだったらしいのですが、「センマイ?何まい?」と言うので「心まい」と声をかけたら「それ」と僕の方を向いて応えてくれました。
昆夏美さんはちっちゃくて可愛かったです。
 
 
音楽劇「星の王子さま」は水戸の後さいたま、福井、東京、兵庫で上演されます。