水戸芸術館で開催されたクリスマスプレゼントコンサートに行ってきました。このコンサートは毎年行われていますが、普段はロック中心の音楽を聴いているのでクラシックコンサートは久しぶりです。前回は2007年の時だったようです。
今回のプログラムはシェイクスピアの音楽があったり、ギターによる「戦場のメリークリスマス」や、サックスでの「ラプソディ イン ブルー」といった比較的ポピュラーな曲があったり、イギリスの作曲家によるコーラス曲があったりとイギリス好き、ロック好きの僕でも楽しめるものでした。
開場前にはエントランスでパイプオルガンとサックスの演奏があったのですが、演奏中にパイプオルガンについている星が突然くるくると回ったのでびっくりしました。これまで何度も芸術館のパイプオルガンを見てきましたが、回るものだとは知りませんでした。
コンサートホールで始まった本編は、水戸出身の池辺晋一郎さんが司会進行を務めます。
2番目は土浦出身の木村大さんによるギター。クラシックギターで先ほど挙げた「戦場のメリークリスマス」から始まり、鬼平犯科帳の話題と共にジプシーキングスの「インスピレーション」、チックコリアの「スペイン」というスパニッシュの曲を聴かせてくれました。
3番目は、開場前にも演奏していた上野耕平さんのサックス。東海村の出身だそうです。3種類のサックスを演奏中に持ち替えながら熱演するので、演奏後には一際大きな拍手が沸き起こりました。
最後に登場したのが、クリスマスコンサートではおなじみのコーラスですが、今回は水戸二高コーラス部OGでした。入場時にもらったプログラムに歌詞が載っていたのですが、英語の歌詞だったので歌詞を読みながら聞くことができました。
終演後は再びエントランスでパイプオルガンとコーラスでクリスマス曲を聴かせてくれました。
今回のプログラムはこちらです。
1 幕開けにシェイクスピアの音楽を
ダウランド:甘い愛が呼んでいる、悲しみよ とどまれ、彼女はいいわけできるのか?
~『オセロー』から~
作者不詳:柳の歌 / 池辺晋一郎:柳のうた
~『ハムレット』から~
~『十二夜』から~
作者不詳:俺が小さな餓鬼のころ / 池辺晋一郎:おいらがちっちゃいこどものころにゃ
~『お気に召すまま』から~
モーリー:それは恋人たち / 池辺晋一郎:恋人たちは春が好き
★ クリスマス・プレゼント・コーナー
2 ギターは地球の音楽を奏でる
木村 大(ギター)
ジプシー・キングス:インスピレーション
チック・コリア:スペイン
木村 大:アース
3 サクソフォンの詩
上野耕平(サクソフォン)、黒岩航紀(ピアノ)
リード:バラード
ガーシュウィン(長生 淳 編曲):ラプソディ・イン・ブルー
4 キャロルの歌声は変わることなく
コール・ヴィステリー(合唱)、齋藤由美子(指揮)、千田悦子(ハープ)
ラター:踊りの日(ダンシング・デイ)
★クリスマス・メドレー
開場前:上野耕平(サクソフォン)、大木麻理(オルガン)
終演後:コール・ヴィステリー(合唱)、齋藤由美子(指揮)、大木麻理(オルガン)