田谷の棒術とは、関が原の合戦に出陣した佐々木哲斎徳久という人が始めた、農民や漁民の自衛のための武術だそうです。その伝統の武術が現代にも伝わっていて、水戸藩の藩校だった弘道館の、藩主が臨席して武術を披露する対試場で演武を行うというので、これは貴重なことではと思い見に行ったものです。
最初は藩主が見たであろう正庁の中から見ていましたが、写真に撮ると構図がイマイチでしたので、外から見ることにしました。
初めて見たのでそれがどういう武術なのかは十分に理解できたとは言えませんが、まるで時代劇が再現されたような光景にはしびれました。
その後水戸芸術館に移動し、演劇を観てきました。今日は世田谷パブリックシアターの招聘企画で「同じ夢」という劇です。出演がテレビでもおなじみの光石研、麻生久美子、大森南朋などでした。セットの転換はなく、家の中でセリフを中心に組み立てられた現代劇で、6人の登場人物がそれぞれ癖のある人物を演じていました。
芸術館専属や地元の劇団の劇も好きですが、たまには外部の劇を観るのもいい刺激になります。