県北芸術祭第6弾は大子町です。
まずは飴屋法水さんの「何処からの手紙」の4つ目の招待状に書かれた場所に。ここは上小川のキャンプ場とその近くの河原でした。上小川キャンプ場はこれまでも何度か行ったことはありましたが、最近はキャンプにも行く機会がありません。せっかくキャンプ道具を持っているのでたまには行かないとだめですね。
最初は河原に立つ一本の木。紅葉には少し早いようですが、青い空に山と川が映えます。
キャンプ場の方はバンガロー。このキャンプ場でホワイトプリンを作っているとのことですが、今日は週の真ん中の祝日だからでしょうか、人の気配もなくホワイトプリンを買うことはできませんでした。
次は袋田の滝。ここは茨城県を代表する観光地です。町営駐車場だと駐車料金は無料ですが、滝までは少し歩く必要があります。滝の近くの駐車場はお土産やさんの有料駐車場です。お店で食事か買い物をすれば駐車料金は無料になるとのこと。時と場合によって使い分ければいいのですね。
袋田の滝に来たのは何年ぶりでしょうか?鑑瀑台に向かうトンネルの中にジョンへリョンさんの芸術祭の作品がありました。
袋田の滝の新しい方の鑑瀑台は以前来た時にはまだなかったので、今回が初めてでした。上の方から滝の全貌が見えました。
これは駅前にあったユニークな作品です。作品と本物の煮干しが混じっているそうですが、全然区別がつきませんでした。
昔の病院である麗潤館の建物の中には複数の作家の作品が展示されていました。
芸術祭のテーマ「海か、山か、芸術か?」の題字を担当した木下真理子さんの作品。書が書かれているのは茨城県の伝統的和紙、西の内紙です。
県北と中国の漆、それと人工的な科学塗料の3つ巴の展示はsecca。
日立シビックセンターで映像を見た木本圭子さんはここではコンピュータを使ったドローイングと立体物の展示でした。
常陸太田市でも展示していたBCLはここでもDNAの折り鶴の展示でした。
大子町で集められた古材で作られた装飾器は宮原克人さんの作品。
上から降りてくるシャボン玉は鑑賞する浮遊体というチームの作品。器の底までは落ちずに浮遊していました。
地域おこし協力隊事務所の2階で展示されていたのは、ソンミンアンさんの作品。古いブラウン管テレビに大子の昔の映像が流されていますが、8mmフィルムなので音はありません。その代わりにサウンドトラックをつけて、過去と現在をつなげていました。
他の東京芸術大学の作品です。
常陸大子駅前のお店でお昼のけんちんそばを食べた後は、旧上岡小学校に行きます。明治44年建築の建物が今も残る上岡小学校は、NHK朝ドラの「おひさま」や「花子とアン」などでもロケに使われています。以前来た時も何かのドラマの撮影が行われていて中には入れなかったので、今日初めて中に入りました。
ここでは4組の展示がありました。
ピウスシギットクンチョローさんの作品は旧図書室での展示。
田中信太郎さんの作品は墨を使った作品。真っ黒な墨汁は周りの景色を反射してまるで鏡のようでした。
真っ暗な旧音楽室ではCompositの作品。楽器たちが布で覆われていて、中から音を出しているようです。
茨城デザイン振興協議会は地元のポスターを制作して展示していました。
次の会場も昔の小学校、旧初原小学校です。
東京芸術大学の作品はここにもありました。
奥久慈茶の里公園も東京芸術大学の作品です。ここは展示物の写真を撮れなかったので建物の入り口だけ。
10月になってから展示されたのは日立駅を設計した妹島和世さんの足湯作品。足湯に入れるのは16時まででしたが、ぎりぎり間に合いました。大きな皿状の足湯は滑りそうで少し怖かったですが、ほんわかしたお湯に足を浸していると気持ちものんびりしました。
これで県北芸術祭も残すところはあと2箇所となったのですが、その2箇所とも入浴施設でした。なので今日はどちらか一箇所だけかなとおもっていたのですが、大子温泉保養センター 森林の温泉は行ってみたら入浴しなくても食事か買い物をすれば見学可能とのことでした。展示されていたのは 増田聡子さんの作品でした。帰りに大子名物のさしみこんにゃくを買いました。
そしてついに最後の展示が先日近くまで行って断念した常陸太田市の竜神大吊橋近くのふるさとセンター竜っちゃん乃湯です。今日はちゃんとタオルを持ってきましたが、ここは温泉ではないようです。ここも増田聡子さんの作品が3点展示されていました。