Museum of Liverpool, The Empress

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Liverpoolで迎える朝、朝食はイングリッシュブレックファーストです。トーストはそのまま食べるのではなく、バターとジャムを塗り、ベイクドビーンズなどを上に乗せて食べるのが好きです。
 
改めて泊まった部屋のバルコニーから見た景色。最もLiverpoolらしい景観を作っている3つの建物、The Royal Liver Building、The Cunard Building、Port of Liverpool Buildingが見えます。これらはThree Gracesと呼ばれています。

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こちらは窓の正面の景色。Port of Liverpool BuildingとMuseum of Liverpoolの間にマージー河が見え、向こう側の岸に泊まっている大きな船の姿も見えます。

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ホテルのロビーの床。

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外から見たホテル。僕の部屋は正面の3階(イギリス風に言うと2階)の向かって左側です。昔Liverpoolを訪れたときにも印象に残る建物でしたが、そこに泊まれるなんて感慨深いです。

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さて、今日の予定は先ほど部屋の窓からも見えたMuseum of Liverpoolです。ここはかつてはMuseum of Liverpool Lifeという博物館でしたが、立て替えて名前も変わり、大きくなりました。新しくオープンしたのは2011年でしたので、新しくなってからは初めて訪れます。僕が初めてLiverpoolに来た1996年5月にMuseum of Liverpool Lifeに行き、地元の人たちの生活の様子を知りました。そこでビートルズだけではなくFootballが人気であること、街には2つのチームがあることなどを知り、それがLiverpool FCを知る最初のきっかけでした。このときはなるほどそうなんだ、という程度の感想しか抱かなかったのですが、その時期はちょうどユーロ96がイングランドで開催する直前で街にはバナーがあふれていたこと、その直後にLiverpool FCがFA cupの決勝戦に進んだこと(結果は残念ながらManchester Unitedに敗れましたが)もあって、後から強く印象に残りました。
 
今日は開館直後の10時半過ぎに入館しましたが、すぐにビートルズのショートフィルムが上映されるというので、1階から順番に見るのではなくフィルムの上映会場である3階に移動しました。

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その会場には、1957年にジョンレノンとポールマッカートニーが初めて出会ったWooltonの教会のステージが移設されていました。フィルムは4人のメンバーのLiverpool時代を中心に、生まれてから世界に飛び出すまでの姿を映していました。歌のシーンになると観客が歌いだすのが海外の人たちのノリですね。

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続いてはフットボールのコーナーに移ります。

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こちらでもショートフィルムがありましたが、客席はスタジアムの席を模しています。どちらか一方に偏らないように赤と青の座席が交互に並んていましたが、僕は当然赤い色の席に座りました。

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フィルムを見た後は他の展示をじっくりと見ます。
 
ビートルズに関する展示が多いのはもちろんですが、他にも1960年代以降今も続くポップミュージックの展示などがあり飽きません。

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それから同じ階の別のセクションThe People’s Republicの展示を見ます。先ほどのコーナーはWondrous PlaceというLiverpoolが生んだスター、スポーツ選手などの展示でしたが、こちらのコーナーはLiverpoolに住む一般人の様子を伝えるコーナーです。そしてここには僕も参加した「The Millennium Quilt」の展示がありました。

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これは、僕が初めてLiverpoolを訪れた後で、もっとLiverpoolのことを知りたいとインターネットで検索しているうちに見つけた、Liverpool出身者が集まるメーリングリストで、ちょうど西暦2000年を前に、記念に何か作ろう、というカナダに住む女性の呼びかけで始まったものです。もともとはLiverpoolから他の国に移住した人たちの集まりなのですが、僕もLiverpoolのことが大好きだということで特別に参加させてもらうことができました。実際にキルト(パッチワーク)をしてこの大きなキルトを作ったのですが、僕自身は自分では作れなかったのでそのカナダの方に要望を伝えて僕の分を作ってもらいました。

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それがこの部分です。JAPANの文字と、鳥の絵を入れて、とリクエストしました。本当はLiver Birdのイメージだったのですが、単に鳥の絵と言っただけだったのでこのようなインコのような鳥になりましたが、それでも十分満足です。実は初めてLiverpoolを訪れるきっかけとなったのがビートルズの「Free As A Bird」を新曲として聞いたときだったし、Liverpoolで初めて泊まった今は無宿の名前が「Feathe’s Inn(鳥の羽)」という名前でしたので、とにかく鳥には縁があったのです。
 
以前のMuseum of Liverpool Lifeの時代にも展示があったのですでに見てはいたのですが、久しぶりに実物を見て、このキルトが出来た頃のことをまた思い出して涙が出そうでした。

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これらの展示を見てもこの博物館のまだ半分くらいです。その他にも昔Liverpoolを走っていたOverhead Railwayの車両がドーンと展示されているコーナーがあったり、古代から現代までのLiverpoolの様子を記したコーナーがあったりと見所いっぱいです。後半は展示をじっくりと見る余裕もなくなり駆け足で通り過ぎるだけになってしまいました。

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1階に戻って、もう一つ見ておきたいものがありました。
この博物館を建てるときに寄附を募る募集がありました。僕もそれに応じたので、その寄付者の名前が記されているのです。

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この掲示自体はLiverpool在住の友人から教えてもらっていたのですが、実際に自分の目で見ることができて感激も一層です。これを見に行くのが今回のLiverpoolに来た最大の目的だったのかもしれません。
 
Liverpoolに僕の名前が記されているのがこのMuseum of Liverpoolに2箇所、Anfieldにもあって嬉しい限りです。
 
気がつけば時間はもう14時30分になっていました。4時間も過ごしていたことになります。こうなったらとことんこのMuseumを楽しみたくなりました。カフェで今日のスープとサンドイッチで昼食としました。アイルランドと違っていい天気の下、外に出て食べました。

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昼食の後はPier Headを散策します。
 
Three Gracesを河側から見ます。

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Port of Liverpool Buildingの向こうに僕の泊まっているホテルが見えます。

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Museumのファサード。この先っちょの方が僕の寄附したパネルになるようです。

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最近できたビートルズの新しい彫刻。港から世界に向かって歩いていくようです。

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さて、次の予定はパブ巡りです。その前に少し街歩き。
 
7年前に惜しくも閉店してしまったLewis'sデパートの正面入り口。

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Lime Street駅の周りも再開発の真っ最中でした。

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駅の近くからバスに乗って目的地に向かいます。向かったのはリンゴスターが子供の頃に住んでいた地域です。前回Liverpoolに来たときにも行きましたが、そのときは時間が早くてリンゴゆかりのパブに入れなかったので、今回はぜひ行ってみたいと思いました。
その前にまずはリンゴが生まれた家を見ます。この辺りは再開発で家を取り壊そうという計画があったのですが、まだ残っていて安心しました。

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それからその後に引っ越して過ごした家も見ます。こちらはつい最近まで住んでいた方が亡くなってしまったので、今後どうなるかが心配です。

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そしてこの家の方からリンゴゆかりのパブを見ます。近所の子供達が遊んでいました。

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これがパブThe Empressの正面です。

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窓にはビンゴ大会のお知らせが貼ってありましたが、BINGOと書かれてあるのが一瞬RINGOに見えてしまいました。

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さて、中に入ってビールを頼みます。いくつかの種類があるように見えましたが、実際に出せる生ビールは2種類だけだそうです。飲みたかったビターはないとのことで、このカーリングを飲みました。こちらは1パイント3ポンドでした。

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ビールの写真を撮っていたら、近くに座っていたおじさんが、カウンターの中に入ってビールを注いでいるところを撮りなよ、と勧めてくれて、お店の人もいいよ、というのでお言葉に甘えて撮らせてもらいました。こちらから頼んだわけではないのになんてフレンドリーな人たちなのでしょう。楽しくなりました。

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せっかくなので隣のおじさんと少し話をしました。僕が、アイルランドではビールが高くてびっくりして、リバプールでは安いので嬉しい、ということを話したら、それでも街の方では観光地値段で少し高い、自分の地元の方ではもっと安いんだよ、と教えてくれました。
 
もう一杯、何か別の種類をと思い、缶のビールを飲んでみました。

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缶に「Serve cool, not cold」(冷たくして、冷やしすぎないで)とあるのがイギリスらしいなと思いました。

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店内にはところどころにビートルズの写真などが飾られているけど、完全に地元の人たちが会話やダーツを楽しんでいるパブでした。まだ早い時間だからかもしれませんが、街中のパブとはまた違った時間が流れていました。

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もっとのんびりしたいところですが、他にも行ってみたいパブがあるので、2杯飲んだところでこのパブを後にしました。パブの正面の上の方の窓にはリンゴとポールの絵がありましたが、側面にはジョージとジョンの絵がありました。

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City Centreに戻って、今度はHistoric Pub巡りです。その名も「Liverpool Historic Pub Guide」というガイドブックに載っているパブを、Liverpoolに来るたびに巡っています。
 
今日行ったのはThe Poste Houseというパブです。19世紀の頃からあるパブのようです。

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ここではChestnutというのを飲みました。2.40ポンドでした。

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1杯だけでこのパブを出て、スーパーでお土産用にちょっと買い物をします。レジ待ちをしているときに、ここでも常陸野ネストビールが売られているのを発見しました。ダブリンでは日本食レストランで見たのである意味自然でしたが、ここは普通のスーパーなので、それでも選ばれているのは相当なものだなあと思いまたまた嬉しくなりました。

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そういえばまだ夕飯を食べていませんでした。時間は夜の10時を過ぎています。雨も降り出しましたが、こちらでは誰も傘はさしません。食事ができるところを探していたらLiverpoolにもIzakayaがあるのを見つけました。ここもいずれ行ってみたいとは思いますが、今日入ったのはThe Restaurant Bar & Grillというお店です。食事はできるけどラストオーダーが近いから早く注文してね、と言われて頼んだのはほうれん草とチーズのタルトでした。他にはスパークリングワインと炭酸水を飲みました。

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食後にHistoric Pubにもう一軒と思いましたが、たどり着いたときにはもう閉店の時間とのこと。残念でした。
 
代わりにMathew Streetをぶらぶら歩きます。今年はビートルズのSgt. Pepper’s Lonely Heart Club Bandが発表されて50年ということでそれを記念したバーができていました。

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カウンターでYellow Submarine handcrafted beerというビールを飲みましたが、値段が4.2ポンドと、見事に観光地価格でした。

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内装はもちろんビートルズをイメージしたデザインです。

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ステージではバンドが演奏していました。ビートルズに限らずいろんな曲を演奏していました。

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時間は12時を回った頃にバーを出ました。