アートタワー寄席、萩ノ夜祭

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水戸芸術館で寄席が行われました。寄席は以前、上野の鈴本で一度だけ行ったことがありますが、一度にいろんな落語が聞けて面白かったです。でも東京に行かないと寄席に行けないので、なかなか行く機会がありませんでしたが、今回は水戸で行われるのでとても楽しみにしていました。

主任を務めるのは、以前芸術館で落語を聞いた柳家さん助さん。そして水戸出身の講談の神田真紅さん、同じく水戸出身の大神楽の柳貴家小雪さんと茨城出身者が固めます。そのほかにも春風亭ぴっかり☆さん、桂宮治さんと、前座の柳家寿伴さんが出演しました。

落語は寿伴さんの「子ほめ」、ぴっかりさんの「動物園」、宮治さんの「七段目」、さん助さんは「景清」でした。「景清」はNHK連続テレビ小説ちりとてちん」でもエピソードが紹介されていたので記憶があります。でも上方と江戸では少し違うのかな?ちょっとだけイメージが異なりました。ぴっかりさんはまだまだ数が少ない女性落語家さんですが、やはりどうしても「ちりとてちん」を思い出します。

真紅さんの講談は、江戸幕府徳川3代将軍徳川家光の側室で、5代将軍綱吉の母である桂昌院(けいしょういん)の物語でした。落語のように笑わせる話術を使いますが、歴史も学べるのが講談でしょうか?

大神楽はどんな芸だろうと思いましたが、顎の上に棒を乗せ、さらにその上に杯を積み重ねるという曲芸や、傘の上の鞠を転がす芸、そして皿回しの芸を披露してくれました。いわゆる染之助・染太郎の芸のことを大神楽というのでした。
小雪さんは鞠の芸では観客に鞠を投げてもらい傘で受け止めるというものや、皿回しでは皿を回す棒を顎の上の棒でさらに回す、というのを見て驚愕しました。今日の一番の見所だったかもしれません。

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寄席の後は偕楽園に移動します。偕楽園では秋に萩まつりを行っているのですが、僕は今回初めて行きました。偕楽園の萩は仙台藩から譲り受け、偕楽園創設とともに植えられたというものだそうです。

今日はその萩まつりの夜バージョン、萩ノ夜祭に行きました。萩ノ夜祭では、プロジェクションマッピングが行われ、そのBGMにfacebookで友達になっているYorikoさんの箏の演奏が使われている、というので見にきたのです。
このプロジェクションマッピングは、園内の左近の桜に映像を映す、という大胆なものでしたが、その映像はアニメーションのようなものではなく、クラブやコンサートのライティングのようなものでした。手前の方ではスクリーンや地面にも映していたようでしたが、後ろの方からだとそれがよく見えず、少し期待外れのような感じもしてしまいました。

プロジェクションマッピングは10分ほどでしたので、それを見た後は偕楽園を後にして、水戸駅近くの居酒屋で飲み歩きをして帰りました。

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