水戸南町赤のれん

昨日のまち歩きの記事で南町にあった「赤のれん」という店の跡について書きましたが、以前古地図を語る会で見せてもらった1978年の住宅地図の写真をもう一度見てみると、やはり魚誠の隣が赤のれんでした。

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昨日教えてもらったのは、実は僕も持っていた「水府あきない物語」という南町二丁目商店街史の本に載っている写真でした。この写真だと、赤のれんの隣にサトウ設計の建物があって、その隣が魚誠です。この写真は昭和27年(1952年)とのことです。

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赤のれんのことをインターネットで検索してみてもほとんど情報はありませんでしたが、地元の常磐大学によるデジタルミュージアムを見つけました。これによると2003年時点で魚誠の隣が赤のれんフルールがあり、2012年には空家になっていました。1978年の住宅地図だと、赤のれんがあり、その隣がフルール。赤のれんが拡張して結果的には移動したようなものでしょうか?
 
赤のれんについては、今年の3月に水戸市立博物館で開催された「昭和浪漫 思い出の宝石箱」で、昔の広告が展示されていました。

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ちなみに常磐大のデジタルミュージアム、見慣れていると思ってもいつの間にか姿を変える商店の配置が記録されていて、これはこれで貴重な記録です。