明和電機ナンセンスファクトリー展 in つくば

つくば美術館で今日から展示が始まった明和電機展に行ってきました。

 

きっかけは、茨城放送のラジオで菊地真衣アナがオタマトーンを手に入れて遊んでいる話を聞き、その後、番組の中でオタマトーンの作者である明和電機の土佐社長が電話出演したのを聞きました。そこでつくば美術館で展覧会を行うことを知り、面白そうだったのと、連休中でもあり、つくばには別の目的でも行ってみたかったので、行ってみることにしたのです。

 

つくばへのルートはいくつかありますが、帰りに飲みたかったので電車とバスを乗り継いでつくばへ。水戸から出ている高速バスのTMライナーだと安く行けるのですが、水戸駅での電車からの乗り継ぎ時間が合わないと思い、土浦まで電車で行き、そこから路線バスに乗り換えることにしました。ところが土浦までグリーン車で行きながら改めてルートを見てみると、赤塚駅TMライナーに乗り換えるルートがあることを知りました。高速に乗るまではいくつかの停留所に止まるので赤塚駅では乗り換え時間に余裕ができるのでした。

 

それはともかく、つくばには10時過ぎに到着し、さっそく美術館へ入ります。つくば美術館は以前にも行ったことがありましたが、確認したら2006年以来だったようです。

中に入ると何やら人だかりが。覗いてみると、土佐社長が製品説明を行なっているところでした。つくばは、土佐社長が筑波大学で学び、卒業制作をこのつくば美術館で発表した、明和電機ゆかりの地でもあるのでした。

 

今回の展示は撮影可能なので、このブログでもいくつか紹介したいと思います。

土佐社長が大学1年の時に最初に製作した作品。在学中の作品は一部は復元して展示してありました。

 

代表作であるオタマトーン。見学者が自由に触ることができるので、僕も試しに音を出してみました。

 

明和電気といえば初期のユビパッチンで木魚を鳴らす楽器、パチモクが有名でした。

 

電動楽器シリーズは、「ツクバシリーズ」と呼ばれています。解説によると、リバプールモータウンなどの工業都市が音楽のジャンルになったように、ツクバの名が音楽で広がるように願ってつけたとのことです。

 

展示してある打楽器の側にイラストを描いていた土佐社長が即興で演奏も始めました。素人がただ叩いて音を出すのとは違って、ちゃんとリズムを持って演奏するのはさすがでした。

 

こちらは魚をモチーフにしたさまざまな装置、「魚器(NAKI)シリーズ」。

暴走族のクラクションに5匹の魚がナイフを振り回して前進する装置、「ドスコイ」。

とにかく、バカバカしくて思わずクスッとなってしまうような作品、いや製品ばかりです。

 

今日は土佐社長のサイン会もあったので、ショップで買ったオタマトーンやCDにサインを入れてもらいました。

 

美術館から少し歩いた別の場所には、こんな大きなオタマトーンが展示されていました。